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2026.08.04[ 中道 翔太 ]
【家づくりの後悔】新築・リノベで後悔したこと5選|住んでから気づく「やってはいけない」失敗とは

【家づくりの後悔】新築でもリノベでも、住んでから気づく「5つの失敗」|現場を見てきた僕が伝えたいこと

家は、人生で一番高い買い物になる人が多い。

だからこそ、誰だって後悔したくない。

住宅会社のホームページを見て、Instagramで施工事例を探して、YouTubeで勉強する。

「断熱性能は大切」
「耐震性能も必要」
「間取りは家事動線を考えよう」
「収納は多いほうがいい」

いろいろな情報を集めて、慎重に計画する。

それでも。

実際に家が完成して、住み始めてから、

「もっとこうすればよかった」

「こんなはずじゃなかった」

そう感じる人は、決して少なくありません。

しかも、これは新築だけの話ではない。

中古住宅を買ってリノベーションした人にも、同じような後悔があります。

僕は、家づくりやリノベーションの現場を見てきました。

そこで感じるのは、

家づくりの後悔は、性能やデザインだけではない

ということです。

むしろ、本当に後悔しやすいのは、

「建てる前には気づきにくいこと」

だったりします。

今回は、新築・中古住宅・リノベーションを含めて、家づくりで後悔しやすいポイントを5つにまとめました。

これから家を建てる人。

中古住宅を買ってリノベーションする人。

すでに計画を進めている人。

そんな方に、少しでも参考になればと思います。


後悔①「家そのもの」にお金をかけすぎた

最初の後悔は、意外とこれです。

家にお金をかけすぎること。

もちろん、家の性能や品質は大切です。

断熱性能も必要。

耐震性能も必要。

長く住むなら、メンテナンス性も考えたほうがいい。

だからといって、

「良い家=お金をかければかけるほど良い家」

ではありません。

住宅展示場に行くと、魅力的な設備がたくさんあります。

大きな窓。

高級なキッチン。

大きな浴室。

造作家具。

無垢材。

タイル。

間接照明。

便利なIoT設備。

見ていると、どんどん欲しくなります。

そして、気がつけば予算オーバー。

「一生に一度だから」

「せっかくだから」

という言葉で、予算を増やしてしまう。

しかし、家が完成した後に待っているのは、住宅ローンだけではありません。

固定資産税。

火災保険。

メンテナンス費用。

車の買い替え。

子どもの教育費。

老後資金。

家族旅行。

生活費。

家を建てた瞬間から、人生の支出は続いていきます。

だから僕は、

「家にいくら使えるか」ではなく、「家以外にいくら残しておきたいか」

を考えることが大切だと思っています。

家づくりは、家を完成させることがゴールではありません。

そこで暮らす人生を豊かにすることがゴールです。

家が豪華になった代わりに、旅行に行けなくなった。

子どもにやりたいことをさせてあげられなくなった。

毎月の住宅ローンが苦しくなった。

それでは、本末転倒です。

家にかけるお金と、暮らしにかけるお金。

このバランスは、絶対に考えておいたほうがいいと思います。


後悔②「見た目」を優先しすぎた

家づくりでは、どうしてもデザインに目がいきます。

Instagramを見る。

Pinterestを見る。

YouTubeを見る。

「こんな家にしたい」

という理想がどんどん膨らんでいく。

それ自体は悪いことではありません。

むしろ、理想の暮らしをイメージすることは大切です。

ただし、注意したいのは、

見た目だけで家を決めないこと。

です。

完成した瞬間は、どんな家でもきれいです。

新品のキッチン。

新品のお風呂。

新しい床。

新しい壁。

写真を撮れば、どこを見てもきれいです。

しかし、家は10年、20年、30年と使っていきます。

そこで重要になるのが、

「その素材は、将来どうなるのか」

という視点です。

汚れたらどうなる?

傷がついたらどうなる?

交換できる?

メンテナンスできる?

掃除はしやすい?

修理費用はいくらかかる?

家づくりの打ち合わせでは、どうしても「完成した瞬間」を見てしまいます。

でも、本当に考えるべきなのは、

「10年後の家」

です。

例えば、床材ひとつでも、

「今かっこいい」

だけで選ぶのか。

「10年後も好きでいられる」

「傷や経年変化も楽しめる」

という視点で選ぶのか。

この違いは大きい。

リノベーションでも同じです。

古い家を新しく見せることはできます。

でも、表面だけをきれいにしても、家の根本的な問題が解決するとは限りません。

大切なのは、

見た目のリノベーションではなく、暮らしのリノベーション。

デザインは大切。

でも、それと同じくらい、

「10年後、20年後にどう暮らしているか」

を考えておきたいところです。


後悔③「収納は多ければいい」と思っていた

家づくりでよくある後悔です。

「収納が足りなかった」

という人がいる一方で、

「収納を作りすぎた」

という人もいます。

収納は、多ければいいわけではありません。

重要なのは、

どこに、何を、どれだけ収納するのか。

です。

例えば、玄関に大きな収納を作った。

でも、実際には靴しか入れない。

キッチンのパントリーを作った。

でも、奥行きが深すぎて、奥のものが取り出せない。

ウォークインクローゼットを作った。

でも、通路部分が多く、思ったほど収納できない。

こういうことは、珍しくありません。

収納で大切なのは「広さ」より「使いやすさ」です。

例えば、

・毎日使うものは取り出しやすい場所に置く

・掃除機は掃除する場所の近くに置く

・子どもの荷物は子どもが自分で片付けられる高さにする

・買い物したものは、玄関からキッチンまで最短距離で運べるようにする

こうした「暮らしの動線」まで考える。

これが大切です。

そして、もう一つ。

収納を増やす前に、

「そもそも、その物は本当に必要なのか」

も考えたい。

家が大きくなるほど、物も増えます。

収納が増えるほど、物を捨てなくなります。

結果として、

「収納を増やしたのに、また収納が足りない」

という状態になることもあります。

家づくりでは、

「収納を増やす」

だけではなく、

「物を増やさない仕組み」

まで考えると、暮らしやすさは大きく変わります。


後悔④「コンセントと照明」を甘く見た

家が完成してから気づく後悔で、かなり多いのがこれです。

「ここにコンセントが欲しかった」

「ここに照明が欲しかった」

「スマホの充電場所がない」

「掃除機を使いたい場所にコンセントがない」

「家具を置いたらコンセントが隠れた」

こうした問題は、完成してから気づくことが多い。

なぜなら、図面を見ている段階では、

家具が置かれていないから。

実際の生活では、

ソファがあります。

テレビがあります。

ベッドがあります。

ダイニングテーブルがあります。

冷蔵庫があります。

そして、家族が暮らしています。

だから、コンセント計画は、

「壁に何個つけるか」

ではなく、

「その場所で何をするか」

から考えるべきです。

例えば、

ソファでスマホを触る。

ベッドでスマホを充電する。

ダイニングでパソコンを使う。

キッチンでホットプレートを使う。

玄関で電動自転車のバッテリーを充電する。

掃除機を使う。

こうした生活を具体的に想像する。

さらに、今だけではなく、

「将来使うかもしれないもの」

も考えておく。

ロボット掃除機。

電動自転車。

プロジェクター。

スマート家電。

将来的に必要になるものは、意外と多い。

コンセントは、後から増設できる場合もあります。

でも、壁を壊して配線するとなると、当然コストがかかります。

新築でもリノベでも、

コンセントは「数」より「場所」。

これを意識しておきたいです。


後悔⑤「家を建てること」が目的になってしまった

僕が一番大きな後悔につながると思っているのが、これです。

家づくりを始めると、

「どこの会社にするか」

「どんな間取りにするか」

「どんなキッチンにするか」

「外壁は何色にするか」

という話が中心になります。

もちろん、それも大切です。

でも、本当はその前に考えてほしいことがあります。

それは、

「この家で、どんな暮らしをしたいのか」

です。

例えば、

子どもと一緒に過ごす時間を増やしたい。

家事を楽にしたい。

休日は家でゆっくり過ごしたい。

夫婦それぞれの時間も大切にしたい。

将来は1階だけで生活したい。

庭でBBQをしたい。

友人を呼んで食事をしたい。

家で仕事をしたい。

こうした「暮らしの目的」が先にあって、そのために家をつくる。

これが本来の家づくりだと思います。

新築にするのか。

中古住宅を買うのか。

リノベーションするのか。

実は、その選択も「暮らし方」から逆算できます。

新築だから正解。

リノベだから正解。

そんなことはありません。

家族によって、正解は違います。

だからこそ、

「新築か中古か」

「注文住宅か建売か」

「リノベーションか」

という選択肢から考えるのではなく、

「自分たちは、どんな暮らしをしたいのか」

から考えてみてほしい。

その答えが出れば、家の形は自然と見えてきます。


まとめ|家づくりで後悔しないために

今回は、新築・中古住宅・リノベーションを含めて、家づくりの後悔ポイントを5つ紹介しました。

改めてまとめると、

① 家そのものにお金をかけすぎた

家以外の人生も大切にする。

② 見た目を優先しすぎた

完成時ではなく、10年後、20年後を考える。

③ 収納は多ければいいと思っていた

収納量より、暮らしの動線を考える。

④ コンセントと照明を甘く見た

「何個つけるか」ではなく「どこで何をするか」。

⑤ 家を建てることが目的になった

家ではなく、その先の暮らしを考える。

家づくりは、正解を探すゲームではありません。

100点満点の家をつくることも、たぶん難しい。

どんな家でも、住んでみれば多少の不満は出てきます。

大切なのは、

「後悔をゼロにすること」ではなく、「後悔を減らすために、建てる前に考えること」。

だと思います。

そして、僕が一番伝えたいのは、

「良い家」と「良い暮らし」は、必ずしも同じではない

ということ。

性能の高い家。

デザイン性の高い家。

広い家。

高級な家。

もちろん、どれも素晴らしい。

でも、それが自分たち家族の暮らしに合っているとは限りません。

新築でも。

中古住宅でも。

リノベーションでも。

大切なのは、

「その家で、家族がどう暮らしたいのか」

です。

家づくりを考えている方は、住宅会社を探す前に。

間取りを考える前に。

設備を選ぶ前に。

一度、家族で話してみてください。

「10年後、20年後、僕たちはこの家でどんな暮らしをしていたい?」

この問いの答えが、きっと後悔しない家づくりのスタートになると思います。

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