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光と影

 

季節が進み、外も明るい時間が段々と長くなってきましたね。

 

朝に家をでる際、部屋の電気を消灯したときに

カーテンの周りから太陽の光が漏れあふれ、部屋が真っ暗でなくなってきていることに

春が近づいているんだなぁ…と心がワクワクします。

 

ふと、少し前に「陰翳礼讃」という本を手にしたことを思い出しました。

 

 

 

 

光と影が作り出す美しさ、そのバランスの大切さについて書かれた内容で

昔から、日本で大切にされてきた光の優しさや影の深み。

 

 

ガラス戸によって、光を直接できるだけ多く取り込もうとした西洋建築に対し

日本は障子による淡い光を取り入れた独自の美意識について書かれた本でした。

 

 

「光」か「影」か、「100」か「0」か

 

ではなくて、

その中でも「ふわっとした」「ぼんやりした」などといった絶妙なバランス。

 

それがまた、暮らし手にとって

安心感や心地良さへと繋がっていくのでしょうね。

 

 

 

 

当時、本を手にしたときは、手に入った嬉しさの方が勝ってそんなに深く読めてなかったなぁ…と。(笑)

 

思い出したのを機に、もう一度(前よりじっくり)読んでみたいと思います。**

この記事を書いた人

石田 未紅

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