

かつてのキッチンは、料理をするためだけの場所でした。
けれど今は、そこに立つ時間を「楽しむ」ことが大切です。
キッチンは、家族との時間を創りだす居場所です。
キッチンから、リビング、ダイニングと緩やかにつながる設計。
料理をしながら家族の気配を感じたり、
外の光や景色を楽しんだりすることができます。
家事をしている時間さえも、
豊かな暮らしのワンシーンのように感じられる。
それが、これからのキッチンの在り方なのかもしれません。
この空間でまず目に入るのは、あたたかみのある木の色。
・床
・収納
・カウンター
・飾り棚
同じ木のトーンでまとめることで、空間全体に統一感が生まれます。

そしてそれは、視覚的な心地よさだけでなく、心にもやさしく作用します。
朝のコーヒー、夕方の支度、夜の静かな時間。
どの時間帯にも、この木の質感がそっと寄り添ってくれるのです。
我が家のキッチンの魅力は、物を詰め込まない「余白」にもあります。
カウンターには必要なものだけ。
棚には、お気に入りの器と小さなグリーン。
たくさん持つことより、「大切なものを大切に使う」こと。
そうした暮らし方が、癒しを与えてくれます。
逆に言えば、キッチンが整うと、心の中にも余白が生まれるのです。
このキッチンを起点に、
ダイニングの椅子を選ぶ
リビングのラグの色を考える
食器やリネンを選ぶ
そんなふうに、暮らしのイメージが次々と広がっていきます。
「インテリアはキッチンからはじまる」
それは単なる設計の話ではなく、
「どんな時間を過ごしたいか」を考えることなのかもしれません。