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2025.12.27[ 高國 哲矢 ]
外壁漆喰の汚れについて

外壁スペイン漆喰の汚れについて

 

1. 静電気によるホコリの吸着

漆喰の主原料は消石灰です。漆喰壁は空気中の二酸化炭素と反応して固まる過程で、静電気を帯びにくいという性質を持っています。しかし、以下の条件では汚れが付着しやすくなります。

  • 凹凸のある仕上げ: 漆喰特有の「コテ跡」やザラザラした仕上げに、風で運ばれてきた砂塵や排気ガスの粒子が物理的に引っかかります。

  • 乾燥不足: 施工直後など、壁面が湿気を帯びていると、飛来した汚れが定着しやすくなります。


2. カビ・コケの繁殖(有機的な汚れ)

北側の壁や湿気が多い場所で特によく見られる現象です。

  • 水分と栄養: 漆喰自体は強アルカリ性なので本来カビには強いのですが、表面に汚れ(ホコリや排ガス)が溜まると、そこがカビの「餌場」になります。

  • 水分の滞留: 雨が降った際に水切れが悪い箇所(窓のサッシ下など)に水分が残ると、そこからカビやコケが繁殖し、黒ずみや緑色の汚れとなります。


3. 雨だれ(サッシ等からの伝い水)

サッシの角や換気口の下に見られる、黒い筋状の汚れです。

  • 濃縮された汚れ: 屋根や窓枠に溜まった汚れが、雨水に溶け込んで一箇所に集中して流れ落ちます。

  • 浸透: 漆喰は微細な「呼吸」をする穴(細孔)があるため、汚れた水がその穴の奥まで入り込んでしまうと、表面を拭くだけでは落ちにくい頑固なシミになります。


4. 中性化による自浄作用の低下

漆喰の最大の特徴は、空気中の二酸化炭素を吸収して元の石灰石に戻る「炭酸化反応」です。この過程で、ごくわずかに表面が新しくなる「自浄作用(セルフクリーニング)」が働きます。

  • メカニズム: 表面が非常にゆっくりと硬化・更新されることで、汚れを定着させにくくしています。

  • 劣化: しかし、経年劣化や酸性雨の影響でこの反応のバランスが崩れたり、表面の密度が低下したりすると、自浄作用が追いつかなくなり、汚れが蓄積するようになります。


まとめ:汚れを防ぐには?

スペイン漆喰の美しさを保つには、**「水を滞留させないこと」**が最も重要です。

  • **水切り(雨だれ防止)**の設置。

  • 軒(のき)を深く出すことで直接の雨がかりを減らす。

  • 天然スペイン漆喰に防カビ剤を混ぜ込む。

これらの対策を行っていますが、汚れがひどくなってしまっても安心してください、

アイスタイルではオーナー様に向けて外壁の洗浄液のご購入や洗浄施工をさせていただいております。

足場なしでハウスクリーニング屋さんが2日掛けて洗浄いたします、お声掛けくださいませ。

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