

あけましておめでとうございます。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
このブログを、
これから家づくりを始めようとしている方 に向けて書いています。
情報があふれる今、
性能・価格・間取り・デザイン…
たくさんの選択肢の中で、
「何を基準に考えればいいのか分からない」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
新年一発目として、
今日は少し立ち止まりながら、
「そもそも家とは何か?」という原点から考えてみたいと思います。

雨風をしのぐ箱。
安心して眠る場所。
家族が集まる空間。
どれも正解ですが、
私はこの仕事に携わる中で、
家とは「人生の時間を預ける場所」
なのではないかと感じるようになりました。
日本の住宅は、
・高性能であること
・新しいこと
・効率がよいこと
を重視して発展してきました。
一方で、
・築年数が経つと価値が下がる
・住み継ぐより、建て替える
・家は消耗品
という考え方も、
当たり前のように根づいています。
住宅業界で働き、
たくさんの家づくりに関わる中で、
「本当にこれでいいのだろうか?」
と、立ち止まる瞬間が増えてきました。
性能や数字では測れない、
暮らしの質や、時間の重なり方。
それらが、
あまりにも置き去りにされているように
感じたからです。
・何年住みたいですか?
・誰と、どんな時間を過ごしたいですか?
・年を重ねたとき、どんな景色が見えていたら嬉しいですか?
少しだけ、
自分自身に問いかけてみてください。
先日、
「 イギリスでは教育環境(学校や先生の質)が家の資産価値につながる」
という話を耳にしました。
イギリスでは
・どの学区に属しているか
・評価の高い学校が近くにあるか
・その地域でどんな人たちが暮らしているか
といった要素が、住宅価格に大きく影響します。
つまり、
「家単体」ではなく「環境ごと買う」
という感覚がとても強いのです。
そのため、
・築年数が古くても
・丁寧に手を入れながら
・世代を超えて住み継ぐ
という文化が自然と根づいています。
一方、日本では
・築20〜30年で価値がほぼゼロ
・建物よりも土地の価値が重視される
・住み替え=建て替えが前提
という考え方が、まだ一般的です。
もちろん、日本の住宅性能は年々向上していますし、
耐震性・断熱性といった技術面では世界でもトップクラスです。
ただ、
「この家で、どんな時間を重ねていくか」
「この場所で、どんな人間関係が育まれるか」
という視点は、
まだ十分に語られていないようにも感じます。
私たちが目指しているのは、
・性能が高いこと
・安心して暮らせること
・自然素材を使い、身体にやさしいこと
に加えて、
「暮らしそのものが価値になる家」です。
住む人の暮らし方や、
家族の記憶が積み重なっていくことで、
「この家でよかったね」
と、何年経っても思えること。
それは、
イギリスの住宅文化から学べる
大切なヒントのひとつだと感じています。
新年一発目のブログとして、
少し大きなテーマになりましたが、
今年はより一層、
「家の性能」だけでなく「暮らしの質」に目を向けた
発信をしていきたいと思っています。
これから家づくりを考える方にとって、
少しでもヒントや気づきになれば嬉しいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします(´-`).。oO
