

──35年ローン時代に、あなたは本当に新築を選ぶべきか?
最近、住宅ローンの平均借入期間が35年を超えるケースが増えています。
昔は「定年までに完済」が理想でしたが、いまや70歳近くまで返済が続くローン設計が珍しくありません。
なぜ、みんなそこまでして新築を買うのか?
その答えはシンプルです。
「新築=資産になる」と信じているからです。
しかし、現実はそう甘くありません。
新築の資産価値は購入した瞬間に2〜3割下がると言われています。
つまり3,500万円の新築を買ったら、鍵を受け取った瞬間に2,400万円〜2,800万円程度の価値になるということ。
理由は明確で、「新築プレミアム」と「土地以外は消耗資産」だからです。
多くの人が誤解しているのが「家=資産」という考え方。
実は、家は「資産」ではなく「負債+居場所」です。
不動産の世界で資産価値を保つのは、
立地・土地の広さ・交通アクセス・周辺環境──つまり“建物以外の条件”が9割です。
建物自体の価値は築20年でほぼゼロに近づきます。
つまり、「新築だから資産価値が高い」というのは、土地条件が良い場合に限られます。
では、同じ条件のエリアで中古リノベーションを選んだ場合、どうなるでしょうか?
たとえば──
新築:土地+建物で 3,800万円
中古リノベ:土地付き中古+リノベで 2,200万円
金額差は 1,600万円。
この差が、そのままローン期間に跳ね返ります。
仮に、
3,800万円を35年ローン(1.2%)で借りた場合 → 月々 約10.8万円
2,200万円を20年ローン(1.2%)で借りた場合 → 月々 約10.4万円
つまり、月々の支払いはほとんど変わらないのに、返済年数は15年も短くなる。
35歳で新築を買えば完済は70歳。
同じ月々でリノベを選べば、55歳で完済。
この差は“人生の自由度”をまるごと変えます。
資産価値のある家とは何か?
それは“自分たちの暮らしが続く家”です。
どれだけ新築が立派でも、
光熱費が高い
メンテナンスが大変
家族構成が変わるたびに使いづらい
そんな家では、10年後にストレスしか残りません。
一方で、リノベーションなら──
築20〜30年の家を、断熱・耐震・動線から一新
光熱費を月1〜2万円削減
暮らしに合わせた間取りと素材
「建物を再生」するだけでなく、
“暮らしを再設計”できる。
これが、真の資産価値ではないでしょうか。
2000〜3000万円あれば、
断熱リノベ+無垢床+高性能サッシ
耐震補強+新しい水回り+快適な照明設計
といった“上質な暮らし”を叶えることが可能です。
実際、都心から少し離れたエリアでは、
中古住宅+性能リノベ=2500万円台の好事例が多数あります。
「中古は心配」と感じる人もいますが、
構造診断+断熱改修をしっかりすれば、新築を超える性能も実現できます。
これからは、
“ローンを払うために働く”時代ではなく、
“暮らしを楽しむために働く”時代です。
そのためには、
家のために35年働く人生よりも、
20年で自由を得る人生を設計した方がいい。
リノベーションは、単に「中古を直す」選択ではなく、
“人生の設計を見直す”選択なのです。
比較項目新築リノベ総費用約3,500〜4,000万円約2,000〜3,000万円ローン期間35年20年前後月々の支払い約10〜11万円約9〜10万円資産価値立地次第(建物は20年で下落)建物性能を維持すれば安定暮らしの自由度低い(長期ローン)高い(早期完済)
あなたが求めるのは、「新築という肩書き」なのか、
それとも「人生の自由」なのか。
35年ローンの家に縛られるより、
20年で人生を自由にするリノベを選ぼう。
──資産価値とは、
「いくらで売れるか」ではなく、
「どれだけ心地よく生きられるか」という選択もひとつなのかもしれない。