

家づくりの現場では、床の下地材として一般的に「構造用合板」が使われます。しかし、播磨地方での住まいづくりを考えると、**杉のムクボード(無垢板)**を選ぶメリットはとても大きいです。
実際に地域の気候、住み心地、メンテナンス性などを考えると、無垢の杉は合板より理にかなった素材と言えます。今回は、その理由をわかりやすくまとめました。
播磨地方は、夏は蒸し暑く、冬は乾燥しやすいという気候の振れ幅が大きい地域です。
この環境で力を発揮するのが 杉ムクボードの調湿性。
湿気が多い時:杉が余分な湿気を吸ってくれる
乾燥している時:吸った湿気を放出してくれる
床下が湿気にさらされにくく、カビや腐朽のリスクを下げるうえ、家全体の空気が安定しやすくなります。
合板は接着剤で木材を貼り合わせた工業製品のため、調湿性が低く、湿度の変化に弱い面があります。
杉ムクボードは一枚の木からつくられているため、耐久性が高く、劣化しても部分的な補修がしやすい素材です。
一方、合板は強い反面、接着層が劣化すると一気に性能が落ちてしまうという弱点があります。床鳴りやたわみも発生しやすく、張り替える場合は広範囲の工事が必要になることも。
長期優良住宅や“長く住み続ける家づくり”を目指す家庭には、長持ちする無垢材が向いています。
杉ムクボードは、接着剤や化学物質の使用が少ないため、揮発性有機化合物(VOC)によるシックハウスのリスクが低いのも大きな利点。
合板は必ず接着剤を使用するため、等級によっては微量のホルムアルデヒドが発生する可能性があります。
敏感な方や小さなお子様、高齢者を抱えるご家庭には、より安心な無垢材を選ぶ価値があります。
床下地材は表面から見えませんが、実は仕上げ材の下でしっかり“住み心地”に影響を与えています。
杉ムクボードは柔らかく、振動や音を吸収する性質があるため、
歩いたときの足触りがやわらかくなる
軋みが出にくい
下階への音の響きが軽減される
といったメリットがあります。
無垢材らしい自然な弾力性は、長時間立つキッチンや子どもが走り回るリビングでも快適性を支えてくれます。
播磨地方は良質な杉材の産地でもあり、地元の木を使うことで、
物流コスト削減で環境負荷が少ない
地域林業の活性化につながる
材の癖が地域の気候と相性が良い
といった“地域に合った家づくり”ができます。
地元の自然に育った木は、同じ地域の気候に適応しているので、狂いにくく、家との相性も抜群です。
合板が悪いわけではありませんが、
播磨の気候・住み心地・耐久性を考えると、杉ムクボードは非常に相性が良い素材です。
調湿性能で床下の環境を安定
長く使える耐久性
健康に優しい
快適な住み心地
地元材で環境にも優しい
目に見えない“床下地”こそ、家の質を左右する重要な部分。
だからこそ、素材選びにしっかりこだわる価値があります。