

家づくりを考える中で、
「どんな空間で暮らしたいか」と同じくらい大切にしたのが、
どんな植栽と一緒に暮らすかということです。
室内のインテリアだけでなく、
窓の外に見える景色、季節の移ろいを感じられること。
それらが日々の暮らしを、そっと豊かにしてくれると感じています。
我が家のシンボルツリーに選んだのは、ジュンベリー。
春には白く可憐な花を咲かせ、
初夏には小さな実をつけ、
秋にはやさしい紅葉を楽しませてくれます。

派手すぎず、けれど確かな存在感があり、
一年を通して暮らしに寄り添ってくれる木。
「主張しすぎない美しさ」が、住まいの佇まいにもよく似合うと感じました。
朝、カーテンを開けたときに目に入る緑。
風に揺れる葉の音や、季節ごとに変わる表情。
それだけで心がふっと緩む瞬間があります。
植栽は、ただ外構を整えるためのものではなく、
暮らしの一部。
家と自然をつなぐ、大切な存在です。
これから時間を重ね、
木も家も、そして私たちの暮らしも、
ゆっくりと味わいを増していくことを楽しみたいと思います。
「緑と暮らす家」
それは、特別なことをしなくても、
日常の中に小さな豊かさを見つけられる暮らしなのかもしれません。