

今日は10月2日。
「美術を楽しむ日」だそうです🎨
芸術の秋ですね。
実は先日、鳥取砂丘近くの
「砂の美術館」へ行ってきました。
今年のテーマは、スペイン。
建築家ガウディの代表作、サグラダ・ファミリアをはじめ、
闘牛やドン・キホーテなど
スペインの建築物や歴史・文化が砂の彫刻で表現されています。
その中で、私が気になったのはこちらの

サグラダ・ファミリアの一角に表現された、
奥へと続く空間。
実際には限られた奥行きしかないはずなのに
柱の並びや床の模様、小さな人物の配置によって
ずっと奥まで続いているように見えるのです。
遠近感の表現に、思わず見入ってしまいました。
そして、こちらの
人物の瞳にまで刻まれた繊細な彫刻。

まるで生きているかのような瞳に
とても砂からつくられているとは思えないほど
思わず何度も足を止めて、見入ってしまいました。
それにしても、砂と水だけを使って、ここまで表現できるなんて!
人物や動物の肌の質感や衣服のしわ、建物の細かな装飾まで。
近くで見れば見るほど、どうやってつくっているのか
訳がわかりませんでした(笑)
そんな中、もうひとつ心に残ったものがあります。

スペイン内戦の「ゲルニカ爆撃」を題材にした作品。
戦争の悲惨さが表現された光景の中に、ぽつんと咲く一輪の花がありました。
作品の解説によると、この花には「希望と再生」という意味が込められているそうです。

大きな作品の中では、
見過ごしてしまいそうなほど小さな存在。
けれど、その意味を知ったとき
作品の見え方が少し変わりました。
美しいと感じるのに、理由は必要なのでしょうか。
私は、必ずしも必要ではないと思います。
理由が分からなくても、心が惹かれる。
ただ眺めていたくなる。
そんな感覚も、芸術を楽しむ大切なひとつの形。
けれど、その背景にある物語や、
つくり手の想いを知ることで、
初めて気づくものもあります。
感じる楽しさと、知る楽しさ。
どちらにも、それぞれの魅力がありますね。
そんなことを感じた、私の芸術の秋でした🍂
ちなみに、のり等の凝固剤は使用をしていないそうで、
今回の砂像も展示が終われば崩してしまうそうです。
これだけの時間と技術をかけて生まれた作品も、いつかは砂に戻っていく。
そう思うと、今しか出会えない景色が、いっそう特別に感じられます。
スペイン展は来年の1月3日までだそうです。
気になった方は、ぜひ足を運んでみてください。
皆さまの心には、どんな作品が残るでしょうか🌿