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当初感じた違和感
地元である石垣島を離れ、
地元で過ごした年数を
いよいよ越そうとしています。
そうすると
本土に出てきて
初め感じていた文化の違い、
言葉遣いの違い、価値観の違い、
そして感じた違和感も
忘れてきてることが
増えてきた気がします。
地元の海は綺麗でした。
グラスボートの船底からは
水深40メートルの海中が目視でき
珊瑚や、その周りの魚、
ウミガメ、マンタも見えるほどでした。
ただ、そこに住んでいた当時
そこで生まれ育った自分自身は
それに特別な感覚はなく
どちらかというと当たり前の
環境でした。
しかし18歳で本土に出てきて
神戸の海水浴場を見たとき
「汚さよー!」と言った覚えがあります。
有るのは不透明の海水に、茶色い砂浜。
無いのは珊瑚のかけら、星砂。
そのとき、その海で
気持ち良さそうに遊んでいる
人たちに違和感を感じました。
「じゅんにこれで良いば…?」
(本当にこれでいいの?)
本来、海は透明で綺麗ですが。
しかし技術の発展や
大量生産、大量消費の流れにより
海は自然の色とは違う色に変わり。
人工的に海を汚していった中で
自ら、その海の中に入り、
何の違和感も感じず、はしゃぐ。
とても変な感じです。
住宅もそうです。
本来自然界に無いものを
技術の向上にあわせてつくり出し、
それを使うことで
室内空気の化学物質濃度を高め、
そして自らその空気の中で暮らし
結果、被曝する。苦しむ。
その繰り返し。
そして業界は悪くないという法律。
今もなお。
これから
現在小学生2年生の息子と
年長の娘が
この社会で生きていきます。
本物…、本当に在るべき姿を残すことは
この子たちの力では無理です。
大人の役割だと思います。
未来を担う子どもたちへ
明るい未来を残してあげることが
私たちの役割です。
家づくりをとおして
美しい環境を
後世に残していきたいと思います。
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