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【建国記念の日の「の」とは?】

本日、2月11日は

「建国記念の日」。

 

以前に知ったことですが、

「建国記念日」ではなく、

「建国記念日」と、

「の」が入るのですね。

 

「建国記念日」は世界各国で、

自国が定める自国の建国を祝う祝日です。

国によって、何をもって「建国」とするかは様々で、

独立や革命、憲法の発布、

政府の樹立などが多くを占めますが、

 

アメリカでは、7月4日の

「独立記念日(インディペンデンス・デー)」。

 

中国では、

1949年中華人民共和国の成立が

毛沢東によって宣言された10月1日の

「国慶節」。

 

フランスでは、

バスティーユ牢獄の襲撃事件が起き、

政治犯などが開放されて

フランス革命が始まった日の7月14日、

「パリ祭」とも呼ばれる

「革命記念日」。

 

日本の「建国記念の日」は、

日本書紀に由来しています。

日本書紀に登場する初代天皇である

神武天皇が即位した日が

2月11日にあたるとされています。

 

『いつ』を建国記念日にするか、

つまり日本という国が成立したかを決めるにあたっては、

「日本国憲法の施行日」であったり、

「サンフランシスコ講和条約の発効日」であったり、

「聖徳太子が十七条憲法を制定したとされる日」などが

候補に挙がり、大きな議論となりました。

 

最終的には、「の」を入れることで、

国家成立日を確定して祝うのではなく、

日本という国が興り、

現在も在るという事柄をお祝いする日として

1966年に決まりました。

 

当時の首相、佐藤栄作は、

「建国をしのび、国を愛し、

国の発展を期するという、

国民等しく抱いているその感情を率直に認めて、

そしてこの日を定めようとするものであります。」

との思いを述べています。

 

の」の入らない

「憲法記念日」は、

日本国憲法が施行された5月3日、

「天皇誕生日」は、

現在の天皇陛下の生誕日をお祝いする日です。

 

一方、「みどりの日」や「こどもの日」、

「海の日」、「勤労感謝の日」など、

「の」の入る祝日は、

その事柄に思いを馳せてお祝いをしましょう、

という日として扱われています。

 

「の」が入る祝日には

深い思いがあるのですね。

 

本日で建国2681年目を迎えました。

 

日本は世界で一番長く続いている国です。

世界第二位の長寿国家の

デンマークでも1000年です。

 

「和を以て貴しとなす」という

温かい民族性が

この結果を生みだしている気もします。

 

今一度、この国で生きられていること

多くの先人たちのおかげで

生きさせて頂いていることに

深く感謝です。

 

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