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【現地を訪れたときの印象は】

姫路 工務店

今度の木曜日は

2011年3月11日に発生した

東日本大震災から

10年が経過します。

 

東日本大震災は、

三陸沖の宮城県牡鹿半島の

東南東130km付近で、

深さ約24kmを震源とする地震でした。

 

マグニチュードは、

1952年のカムチャッカ地震と同じ9.0。

これは、日本国内観測史上最大規模で、

アメリカ地質調査所(USGS)の

情報によれば1900年以降、

世界でも4番目の規模の地震でした。

 

私は、

2013年と2014年の2回、

ボランティアのため、

宮城県の女川を訪ねました。

 

そこで、実際の現地の様子、

空気感に触れさせて頂き、

現地の人たちとも

交流をとらせて頂きました。

 

初めて現地に訪れたのは

震災から2年が経過した年でしたが、

そのとき特に印象に残っていることは、

2年が経過しても、

当時と何も変わっていない所も多く

 

 

小学校を利用した仮設住宅は

見るからに狭く

そして夏暑く、冬寒いであろうと

思えるつくりでした。

 

当時と変わらない状況の中

暮らされている方がいる一方で、

もうひとつ記憶に残っていることは、

自分を含め、

この日常で過ごしている人の気持ちから

被災地への思いがどこか

薄れていっていることでした。

 

それでも現地の方は

かつてのような日々を夢見て

子どもたちからお年寄りの方まで

笑って過ごされておりました。

 

では、もう

大きな震災に見舞われることはないか。

 

この質問をしたときに

ほぼ100%の方が

「地震は来ると思う」と仰います。

 

ということは、

決まって、毎年夏が来るように、

毎年冬が来るように、

来ることがわかっていれば

対策をしておくことが

自然な考え方だと思います。

 

ただ、耐震等級を数値だけ追い求めていくと

家の中での家族の繋がりを感じるのに

同じく大切な、空間の広がりが

損なわれてしまいます。

 

東日本大震災の実状から

何をどのように強化すれば

安全な強度を確保したまま、

空間の広がりも確保できるのか、

知ることができました。

 

日常では、なかなか発信されていない

お話です。

 

それは、

個別でお話をする機会があれば

お伝えさせて頂きます。

 

 

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