今年最後の
- #平屋の家
家づくりを計画している方と
初めてお話をする場では、
「いのちがよろこぶことを
ものさしに選択すること」
そしてそのために
「正しい知識と考え方をもつこと」を
強くお伝えしております。
それは、皆様の日常生活の中では
本当のユーザーメリットの情報が
なかなか入ってきにくいことが
現実にあるからです。
そのひとつとして、例えば、
シロアリ対策工事について。
新築工事の際、防蟻工事が行われますが。
現在国内の市場の4分の3が
ネオニコチノイド系の農薬で、
それが防蟻剤として使用されています。
しかし、少し調べるだけで
その危険性について、
多くの情報が発信されています。
ネオニコチノイド系農薬は、
水に溶けやすく、
散布されたネオニコチノイドは
根、葉、茎、果実に浸透し、
残留すると洗っても落ちない
浸透性をもっており、
地中に長期に残留し、
河川を汚染する残効性ももっています。
そして、神経伝達物質
アセチルコリンの受容体に結合し、
アセチルコリンを介した神経伝達を
かく乱する神経毒性という特徴ももっています。
発達障害児の急増している事実がありますが、
遺伝要因よりは、環境要因が大きいことが
わかってきており、特に有機リンや
ネオニコチノイドなど農薬の
曝露が懸念されています。
「事故情報データバンクシステム」で
防蟻工事について検索してみると
2020年10月
先月末、シロアリ駆除をしたが玄関土間に
1穴を21ヶ所開けて薬剤を入れた。
粉塵がひどく、皮膚がピリピリしている。
2020年7月
隣家がシロアリ駆除をした。
業者が撒いた薬剤が自宅の家の壁や
洗濯物に付き、自宅にいた母の目が腫れた。
2020年6月
昨日業者にシロアリ駆除をしてもらったところ、
夕方位から娘の具合が悪くなった。
精神不安定になり吐き気もした。
と、多くの被害情報が
羅列している状況です。
そのような中、なぜ、
ネオニコチノイドが、
今なお多く使用されているのでしょうか。
防蟻剤としての認可の決裁権をもつ人たちが、
ネオニコチノイドの
メーカーの人たちということ。
また、5年に一度という周期で
メンテナンスを必要とする防蟻剤でもあることで、
一度施工すると、
その後のメンテナンススケジュールが計画でき、
先の売上見込みがたちやすく、
メンテナンスごとに
グレードアップ商品もすすめられる手法もあり、
業者として、
ビジネスモデルとしての都合が良い分、
簡単に辞められないようです。
私たちが防蟻工事として使用しているものは
自然鉱物のホウ酸です。
人体には安全なことから
昔からシロアリやゴキブリ対策として
使用されてきました。
無機質のため効果も半永久的に続き
定期的なメンテナンスを
必要としません。
しかし、防蟻剤の中で、
そのホウ酸の使用割合は
わずか3%程度です。
いのちがよろこぶことをものさしとした際、
合った選択はどちらでしょうか。
本当のことを知る姿勢をもって頂ければ
自ずと正しい情報は入ってくると思います。
この記事を書いた人