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未来を担う子どもへ

こんばんは。

 

私は、起業の時から

『未来を担う子ども達へ

明るい未来を想造するために』

お客様の健康に害のある建材や

長持ちしない建材を排除して

家づくりをしてきました。

 

 

すべての工務店、ハウスメーカーが目先の利益を追求するのを辞めて、LONG LIFE を時間軸にご縁をいただいたお客様へ『よろこび』をお届けする世の中になることを願います。

 

 

4月から世の中のルールが

また、大きく変わりました。

 

解体工事の際に

アスベストが含有されているかを

調べることが義務化されました。

 

 

家づくりに使われている建材を削って、第三者機関へ検査を依頼する費用も…

 

万が一、アスベストが含有されている場合、近隣の方や解体業者さんが吸引しないように養生し、撤去する費用も…

お客様負担です。

 

目先の利益を追求して

大量生産、大量消費してきたツケを

支払うのは、建材メーカーでもなく…

依頼先の工務店やハウスメーカーでもなく…

選択してしまったお客様です。

 

 

検査費用は、建材1つに対して、4万円〜5万円ぐらいかかるようです。

検査費用だけで、数十万円の負担になります。

 

 

アスベスト除去費用も飛散する危険度でレベル1〜レベル3に分類されます。

 

 

一般的な木造住宅では、レベル3の可能性が高いと言われています。

 

レベル3では、板状などに硬く成形された

□ 建築物の屋根材や外壁材

□ 建築物の天井・壁・床などの内装材

□ ビニール床のタイル

が該当します。

 

レベル1・2に比較し固く割れにくい建材のため飛散のリスクが低いので、

レベル3のアスベスト含有建材の撤去費用目安は、0.3万円/㎡〜です。

レベル3の場合は、比較的飛散リスクが低く手作業での除去作業が中心となるため、費用も比較的安くなります。

それでも…一般的な30坪ほどの住宅で、屋根なら10万円~20万円、外壁なら20万円~30万円のコストアップになります。

 

 

新築の時に、維持管理費や解体時の費用も考えて、1,100℃の高温で焼き上げた三州瓦や天然のスペイン漆喰に先行投資することをご提案することがユーザーメリットになります!

 

目に見えない波動のことも考えると

アスベストの波動は、良くないので、健康のことも考えると

よりユーザーメリットが大きいですね。

 

 

 

 

もっとも飛散する危険度の高いレベル1の建材は「石綿含有吹付け材」です。

昭和30年代~50年初頭までの建築物では使用されている可能性が高くなります。

これはアスベストとセメントを混合した状態の物をいい、建築物に吹き付けることで固まり綿のような状態になっています。

 

鉄骨の建物や駐車場のある解体現場は、アスベスト含有の検査が終わるまでドキドキです。

 

石綿含有吹付け材が、アスベストの濃度が非常に高く、撤去の際には大量の粉塵が飛散します。

 

解体を伴わない改修の場合では、薬液を使って飛散を防止する「封じ込め工法」や板状の材料で密閉する「囲い込み工法」を用いることもできます。

 

既存の建物を防水塗料ガーディアンを塗布して、付加断熱材EPSを施工し、内窓を付ける断熱リノベーションが増えるでしょう。

 

一般の住宅では、「石綿含有吹付け材」は、ほぼ使われていないのですが…

 

お客様から外壁塗装工事のクラックのクレームがこないようにと…アスベスト含有の塗料が開発されて、多くのご家庭で外壁の塗替え工事の時に使われているようです。

含有率は、「石綿含有吹付け材」と違い、0.1〜5%とわずかですが…

レベル3の板状などに硬く成形された外壁と違い、レベル3でもモルタルからアスベスト含有の塗料を除去するための特殊な薬剤で剥離させて、除去していくので・・・結構な除去費用が掛かるようです。

 

 

30坪前後の家で外壁面積が100平米だとすると

レベル1での解体工事費用目安が1.5万円~8.5万円/㎡なので…

一番安価な費用でみて150万円〜と高額なアスベスト含有建材の撤去費用がお客様負担となります。

 

 

外壁塗装は、10年〜15年ごとに

定期的な塗替え工事が必要です。

 

営業マンも悪気なく、クラックしにくい、高耐久塗料として、お客様へ勧めているでしょう。

 

多くの一般木造住宅で、高額な除去費用負担を強いられる方がいらっしゃる可能性が非常に高いです。

 

 

先送りにすれば、子どもの代、孫の代で

誰かが解体して、更地にすることになります。

その時には、さらに費用負担も大きくなっている可能性が高いです。

 

 

土地を売却するとしても

この負の資産分、土地の価値は下がります。

 

 

アスベストは、かつて「奇跡の鉱物」と呼ばれるほど耐熱性や耐摩擦性などさまざまな優れた特性を持っており、建材などで広く使われていました。

 

しかし、1970年代になるとアスベストによる健康被害が分かってきました。

アスベストは非常に小さい繊維状の鉱物であり、それが呼吸器に入り込むことで肺に刺さり健康被害を引き起こします。

 

そのため、現在はアスベストの使用は禁止されています。

ただし、アスベストは1975年(昭和50年)から段階的に使用が禁止され2006年(平成18年)に全面禁止となりました。

 

2006年以前の建築物ではアスベストが含まれている可能性があります。

 

1975年以前は一般的にアスベストが使用されており、それらの建物は現在では築40年を超えています。

 

日本の住宅の平均寿命は、約30年です。

 

一般の木造住宅では、レベル3程度と費用負担と思っていましたが…

 

塗替え工事の塗料にアスベストが含有されているとなると…

高額な除去費用の負担となる解体工事のピークを迎える可能性が高いです。

 

 

すべての工務店、ハウスメーカーが目先の利益を追求するのを辞めて、LONG LIFE を時間軸にご縁をいただいたお客様へ『よろこび』をお届けする世の中になることを願います。

 

 

 

この記事を書いた人

井上 智晴

1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!

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