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太陽光発電から小型原子力発電へ

こんばんは。

週末の完全予約制の完成お披露目会。

たくさんのご来場ありがとうございました。

 

雲空でしたが、凄い湿度で蒸し暑い日だったので、ご来場いただいた皆様に、断熱性能や気密性能の数値を追求するだけでなく、

 

住む人が一年中心地よい住環境をお届けするために、調湿性能や呼吸する家づくりの大切さに気付いて頂けたと思います。

 

東京での太陽光パネル設置を義務化する方針や物価の高騰を営業トークに太陽光パネルの訪問販売が凄いようです。

 

小池百合子東京都知事が2022年5月24日に太陽光パネル設置を義務する方針を「個人ではなく、事業者に対して」2022年秋頃以降に本格化する見込みですが、色んなところからブーイングが巻き起こっています。

 

国策でZEHを推進していますが…太陽光発電の設置率が下がった理由は、売電価格が値下がりしたためです。

 

固定価格買取制度が始まった2009年の売電価格は1kWhあたり48円でしたが、その後は毎年1~2円ずつ下がっていて、2021年の売電価格は、1kWhあたり19円で、2022年は売電価格は1kWhあたり17円です。

 

売電価格が下がったので、経済的メリットはないですが、光熱費の高騰はこれからも考えられるので、元が取れる15年後に発電力が落ちるものではなく、高温高湿試験(2,000時間以上)で質が担保されているものであれば、年間消費平均電力が4,500kw/hなので、5kw前後搭載も検討の余地があるように思いますが…

 

太陽光パネル1kwで年間1,100kw/h発電と言われていますが、某メーカーのモジュール出力保証は25年で、たった10年でモジュール出力は81%まで下がります。

 

11年~25年でモジュール出力保証は72%です。

 

毎年、5,500Kw/h(5Kw×1,100Kw/h)創エネ出来ると思っている人もまだまだ多いようですが…

たった10年で…モジュール出力は4,455kw/hに下がる可能性があります。

11年〜25年は…モジュール出力は3,960kw/hまで下がる可能性があります。

 

 

パワーコンディショナーも家電製品です。

 

屋根から太陽光パネルを下ろしたり、パネルを交換する時には、足場も必要です。

 

創エネの前に、優先順位は、南面に大きな窓を取って、冬場に太陽の恵みを部屋に取り込むこと。

 

そして、夏に直射日光が入らないように、庇を長く設計すること。

 

 

そして、新築時の断熱性能や気密性能ではなく、持続可能な建材で目に見えない大切な部分に先行投資する。

 

 

資金に余裕があれば、『大調和』対流輻射熱冷暖房システムを採用する。

 

 

太陽光発電は…10月から関西電力さんが新築対象にリースを始めますが、

蓄電池が性能が良くなり、70万円ぐらいまで下がりましたが、蓄電池も寿命がきます。

30万円ぐらいになった時に太陽光パネルと蓄電池を検討すれば良いと思います。

 

 

ZEHを国策で進めていた最大の理由は、温室効果ガスの排出量を減らすため(脱炭素社会)です。

脱炭素社会とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を目指す社会のことです。

日本の主な発電方法は、石炭や天然ガスを燃やして電気を作る火力発電。

そのため、先進国の中で日本はエネルギー自給率がかなり低く、再生可能エネルギーの普及が急がれていますが…

 

どうも国が太陽光発電を見切って、出力が従来型原発の3分の1に満たない次世代型「小型モジュール炉(SMR)」に舵を切って行くようです。

クリーン・エネルギーへの移行に重要な役割を担うと期待され、脱炭素社会を目指す多くの主要国が開発資金を投じています。

 

安全性や建設費の安さを特徴とする小型モジュール炉(SMR)の導入に世界が動き出しました。

 

 

車も電気自動車と言われていますが、TOYOTAは、ハイブリッド車に力を入れて行くようです。

 

 

やはり、『いのち』を優先した住環境は、機械に頼らない家づくりだと思います。

 

大切なお金を目に見えないところに先行投資するポイントは、性能の数値ではなく、60年、100年の時間軸で持続可能かどうかです。

 

住宅に使われている断熱材も新築時の性能だけで競っていて、30年後には太陽光パネルのモジュール出力ぐらい断熱性能が低下します。

 

どこで建ててもいい家づくりが出来るように『いのちがよろこぶセミナー』で正しい基準を学んで下さい。

 

この記事を書いた人

井上 智晴

1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!

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