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芸術の秋

こんにちは。🌤

 

朝昼の気温差が大きいですが、

風邪等引かれていませんでしょうか?

 

 

 

9月は四季で言うと秋ですね。

 

運動の秋、食欲の秋、芸術の秋…と

いろいろな秋で賑やかですか、

先日は、芸術の秋を堪能してきました(^^)!

 

 

 

 

行き先は、六甲山にある

“六甲山の上美術館 さわるみゅーじあむ” という場所です。

 

写真

 

…ご存じの方もいらっしゃると思うのですが、

名前の通り、“触って”“観て” 、鑑賞していきます。

 

 

こちらのメノウの石を削って作られた作品。

 

 

紅縞瑪瑙という石にドリルを当て、

掘って作っていくそう。

 

 

 

“これがつくりたい!”という思いで製作するのではなく、

石の形や模様をに合わせながら、

“こうしよう”と作品を製作していくそうです。

 

 

 

見るだけだと、

美しい作品だな…と思って終わっちゃうのですが、

 

 

光を当てると、凹凸があるのがよく分かり、

さらに触ってみると

削りの仕上がりがとてもなめらかなことや、

男女でも肉質の違いがよく分かります。

 

 

こちらは、

2005年の愛知万博に戦後60年の節目、

ということで愛知万区に博覧会ドイツ連邦共和国館から

公式出展された水晶でできた平和の女神。

 

 

 

ジッと作品を見つめると、

女神に黒目は掘っていないそうなのですが、

見える方は黒目が見えるそうです。

 

 

作品は、長いもので10年以上もの歳月が掛かる上、

ドリルに当てながらの作業、製作になるため

常に振動が自分に伝わり、

製作者のアレイ・ドーマーさんという方は

最後、三半規管がやられてしまったそうです。

 

 

それでも、“作品は残り続ける”、

誰かに感動を与え続ける…とのことで

作品を作り続けてきたアレイ・ドーマーさん。

 

私たちがお届けしているお家も

繋がるところがあるなぁ…と

とっても学びが多かったです。

 

 

他にも、2020年に開催された

東京オリンピックの聖火リレートーチが

偶々飾られており、触ったり。

 

 

原石の経年変化や…

 

飾られている作品は、

その時々によって変わているので

気になった方はぜひ、足を運んでみてください。

 

 

最後は真っ暗な部屋に入り、

自分の手だけを頼りにどんな作品か?

触って楽しむ鑑賞もしてきました。(^^)

 

 

 

実は、こちらの さわるみゅーじあむ は、

館長さんのお母様が病気で全盲になったことがきっかけに、

目の見えない方にも美術品を楽しんでもらえるように。

という思いでつくられたミュージアムだそうです。

 

 

不思議な体験をいただくと同時に、

今、目が見えている私も、

案外本当のことは見えていないのかもしれないな。

 

と、気付きをいただく大切な時間でした。

 

 

 

スタッフさんがひとつひとつ

丁寧な説明をしてくださり、

とっても濃い、充実したひとときでした。

 

 

とっても素敵な時間をありがとうございます。(^^)

 

 

この記事を書いた人

石田 未紅

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