
7/19(土)~21(祝)開催!「空音の家」完成お披露目会で叶える、未来を見据えた心地よい暮らし
- #見学会

【プロローグ:去年の桜の季節、お客様との出会い】
去年の春、明石の街を淡いピンクに染める桜が満開を迎えた頃、私たちはお客様からの最初のご相談のメールを受け取りました。
それは、明石市大久保町にある変形地で、しかも高低差のある土地での家づくりについてのお問い合わせでした。
春の温かな陽気に誘われるように、新しい暮らしへの希望に胸を膨らませていらっしゃるお客様の想いが、文面からひしひしと伝わってきました。
この出会いが、後にかけがえのない家づくりへと繋がっていくとは、この時まだ誰も知る由もありませんでした。
【第一章:敷地調査で見えた、土地の個性と可能性】
お客様からのご相談を受け、まず最初に行ったのは現地調査です。
実際に土地を訪れ、その形状や高低差、周辺環境などを詳細に確認させていただきました。
一見すると家づくりには難しいと思われる変形地と高低差でしたが、私たちはその土地が持つ唯一無二の個性に目を奪われました。
高低差があることで生まれるであろう開放的な眺望、変形地ならではのプライベートな空間の創出など、通常の土地にはない魅力がそこにはありました。
もちろん、メリットばかりではありません。
土地の形状が不整形であることや、高低差があることは、設計や基礎工事において通常よりも複雑な検討が必要になることも事実です
しかし、私たちは長年の経験から、このような個性的な土地だからこそ実現できる、他にはない住まいづくりがあると考えています。
むしろ、一般的に敬遠されがちな高低差のある土地だからこそ、唯一無二の価値を生み出せる可能性を秘めていると言えるでしょう
私たちは、この土地が持つポテンシャルを最大限に引き出し、お客様にとって最高の住まいを実現するため、綿密な調査と分析を行ったのです。
【第二章:難題を乗り越える!変形地と高低差に挑む家づくり】
変形地で高低差のある土地での家づくりは、一般的な家づくりと比較して、事前準備に数倍もの労力と時間を要します。
土地の形状に合わせて基礎を設計したり、高低差を考慮した建物の配置や構造を検討したりする必要があるためです。
しかし、このような難しい条件だからこそ、私たちの経験と技術が試されると言っても過言ではありません。
また、高低差のある土地では、基礎となる地面を水平に保つために、盛土工事や擁壁工事が必要になる場合もあります
これらの工事は、通常の家づくりにはない工程であり、専門的な知識と技術が求められます。
高低差はデメリットばかりではなく、設計次第では住まいに個性を与える要素にもなり得るのです。
私たちは、お客様の理想とする暮らしを実現するために、これらの難題に一つひとつ丁寧に向き合い、最適な解決策を見つけていく必要があると考えています。
【第三章:お客様の夢を形に!模型がもたらす安心感】
変形地で高低差のある土地での家づくりは、プロでもイメージしにくいものです。
土地の問題を解決して、安心して、土地の買付けを出せるように・・・まず、変形地で高低差のある土地にどのような家が建つのかをイメージ出来ることが大切だと思います。
そこで私たちは、お客様が安心して、土地の問題を解決して、土地の買付けを進められるように、敷地の形状や高低差を考慮した建物の模型を作成することにしました。
模型は、図面を立体的に表現することで、空間の広がりや建物の配置、外観デザインなどをより具体的に把握することができます。
お客様は、実際に模型を手にとって見たり、様々な角度から眺めたりすることで、完成後の住まいのイメージを膨らませることができたようです。
「こんな風になるんですね!」と、目を輝かせながら模型をご覧になるお客様の姿を見て、私たちも大きな喜びを感じました。
言葉や図面だけでは伝わりにくい情報を、模型という具体的な形にすることで、お客様に安心感と期待感を与えることができたと確信しています。
【第四章:雨水配管問題、明石市役所との連携で解決へ】
敷地調査を進める中で、一つ大きな課題が見つかりました。
それは、敷地内に役所が管理するべき、雨水配管の桝が存在していたことです。
このままの状態では、建築確認申請が下りず、住宅ローンの融資も受けられない可能性があることがわかりました。
お客様の夢のマイホーム実現のために、この問題を解決することは緊急の課題でした。
そこで私たちは、すぐに明石市役所との協議を開始しました。
何度も担当部署を訪れ、現状の説明や解決策の提案を行い、粘り強く交渉を重ねました。
このような問題は、専門的な知識や法規の理解が必要となるため、建築のプロである私たちの経験が活かされる場面です。
市役所との連携を通じて、最終的には雨水配管の桝のある土地と泥上げ敷きの土地を同じ面積を分筆して、交換するという形で問題を解決することができ、建築確認申請と融資への道が開かれました。
この経験を通じて、私たちは単に家を建てるだけでなく、お客様の家づくりに関わる様々な問題を解決するパートナーでありたいと改めて感じました。
【第五章:5時間に及ぶヒアリング!潜在的なニーズを引き出す】
お客様にとって、家は単なる住まいではなく、日々の暮らしを豊かにし、家族の成長を見守る大切な場所です。
私たちは、お客様の理想の暮らしを実現するために、プランニングの段階で5時間にわたる念入りなヒアリング・暮らしインタビューを実施しました。
ご家族構成やライフスタイル、趣味、将来の夢など、多岐にわたる項目についてじっくりとお話を伺うことで、お客様自身も気づいていない潜在的なニーズを引き出すことを目指しました。
例えば、「広々空間の土間収納でトライアスロンのサイクリングの練習をしたい」「収納たっぷりのファミリークロゼットを玄関近くに設けたい」「子供たちがのびのびと遊べる空間が欲しい」といった、お客様の心の中にある様々な想いを共有していただきました。
このような丁寧なヒアリングを通じて、私たちは単に要望を形にするだけでなく、お客様のライフスタイルに寄り添い、お子様が巣立った後もご夫婦で心豊かに暮らせる住まいを提案することができたと考えています。
お客様との深いコミュニケーションから生まれたプランは、まさに「家族のいのちを育む家」というテーマにふさわしい、唯一無二の住まいとなることでしょう。
【第六章:家族のいのちを育む家、造成工事~基礎工事~上棟へ】
綿密なプランニングを経て、いよいよ工事がスタートしました。
変形地が生む、高低差を活かした家づくりは・・・深基礎下部の第1期杭補強工事から始まり、深基礎工事、造成工事と進み、ベタ基礎下部の第2期杭補強工事、基礎工事中です。
そして、5月中旬には上棟の日を迎える運びです。
ご近所の方からも『何が出来るの?』と注目を集めています。
模型で見ていたものが現実になりつつあることを実感され、完成への期待が一層高まったことと思います。
9月末の完成に向けて、ひとつひとつのプロセスが丁寧に着々と進んでいます。
完成予定の住まいは、変形地と高低差を活かした、開放感あふれる唯一無二なデザインとなる予定です。
リビングには、吹抜けと階段下の空間を利用したヌックがあり、2階の窓からは美しい景色が広がり、毎年、満開の桜をお家の中から眺めることができるでしょう。
家族が集まる2階ホールのこだわりのフリースペースもお客様にとってかけがえのない場所となるはずです。
【エピローグ:完成見学会で、こだわりの住まいを体感してください。】
9月末に完成を迎える明石市大久保町の家は、「家族のいのちを育む家」というテーマのもと、お客様の夢と私たちの情熱が詰まった特別な住まいです。
変形地という難しい条件を乗り越え、高低差を活かした唯一無二な設計、そしてお客様との丁寧なコミュニケーションを通じて生まれたこの家には、たくさんのこだわりが詰まっています。
加古川市平岡町の家・姫路市御国野町の家・赤穂市若草町のご実家リノベ・そして、明石市大久保町の家・・・どの家も暮らしインタビューでお客様の潜在意識の中にある心豊かな暮らしを表現した素敵な設計になっています。
定期的にブログ等で現場の進捗をご紹介させていただきます。
楽しみにお待ちください。
この記事を書いた人
1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!