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リビングとフリースペースを繋ぐ吹抜けのある家

Q. 家づくりのきっかけを教えてください

【奥様】
結婚した当初から、家を持つことは考えていました。子どもの頃からチラシの間取りを見たりするのが大好きだったんです。結婚後は賃貸マンションに住んでいましたが、家賃ももったいないですし、すぐにでも持ち家がほしかったですね。

【ご主人】
僕も妻も一戸建てで育っているから、マンションを買うという選択肢は最初からなかったですね。



Q. 家づくりは何から始められましたか?

【奥様】
よくあるパターンですが、住宅展示場に行きました。モデルハウスを見て、構造が頑丈と謳う量産メーカーを気に入りました。私たちは話を進めていきたかったけれど、まだふたりとも若かったこともあり、両親から家づくりに反対されてしまいました。

【ご主人】
中古や建売も見たけれど、いまいちピンとこなかった。といっても、家そのものにはあまり興味がなくて、注目していたのは立地条件だけでしたけどね。



Q. ご両親の反対を受けて、そのまま立ち消えになったのでしょうか?

【奥様】
そうですね。予算があわなかったことも大きかったですし。それで今度は、工務店さんを訪ねてみました。次の会社は断熱にこだわっていて、断熱材に発砲ウレタンを使っている会社さん。ここもかなり気に入ったのですが、またもや両親に反対されてしまって。ちょっとがっかりしましたが、その間にしっかり勉強しておこうと建築の本をたくさん手に取りました。もともと本を読むのが好きだったのもありますし、親に反対されて白紙に戻るたび、結果的に自分なりに知識を蓄える時間になりましたね。



Q. 家づくりが再び動き出したのは、どんなきっかけだったのでしょうか?

【ご主人】
僕が姫路出身で、妻の実家は島根。岡山で出会って就職し、家も岡山で建てるつもりでいたんです。でも子どもが生まれて、やはりどちらかの実家に近い方がいいだろうということに。それで姫路の会社に転職し、姫路で家づくりを考えることになりました。

【奥様】
上の子が幼稚園にいくまでには住所を確定したいと思っていました。数年住むだけだと割り切って、すぐに賃貸マンションに引っ越し。上の子が3歳の頃でしたね。



Q. 姫路での家づくりはどんなことからスタートしましたか

【奥様】
やはりここでも住宅展示場に足を運ぶことから始めました。岡山時代にいろんな会社を回って、木の家、自然素材の家がいいなと思うようになっていたんです。そのせいもあって、量産メーカーのモデルハウスに足を踏み入れた途端、化学物質の匂いが気になりました。昔は「あ!新築の匂いだ!」なんて思っていたんですが。

【ご主人】
僕の実家が量産メーカーで建てた家だったから、両親は「やっぱりハウスメーカーが安心なんじゃないか」と思っていたみたいです。



Q. アイスタイルを知ったきっかけを教えてください

【奥様】
健康に害のない家づくりを紹介する本でアイスタイルさんを知りました。でも、すごく高いんだろうなって。それでも、資料だけでも読んでみたいなという気持ちでお願いしたんです。それをきっかけに、鳥取さんからお電話をいただいて。それが﨑山さんの家の見学会だった。予算的に合わないだろうから私たちには無理かも知れないけど、見るだけなら、と出かけることに。本を読むのも好きですが、実際の家を見るのも好きなんですよ。



Q. 﨑山邸を見学された感想をきかせてください

【奥様】
すごく可愛くて、木の匂いがして。一言で言うと・・・すごい!っていう。なんだか空気感が違うんですよ。うまく説明できないんですが。

【ご主人】
ちょうど真夏だったから、家の中の涼しさに驚きましたね。エアコン1台で、なんでかな?って。




Q. 気密性の高さが魅力だったんですね

【奥様】
そうですね。それまで家づくりの情報収集をする中で「吹き付け断熱でないと!」って思いこんでいたんです。でも、﨑山さんの家は吹き付け断熱じゃなかった。それなのに、なぜこんなに涼しいの?って。その後も完成見学会やOB訪問、体感バスツアーに参加して、どの家を見に行っても気持ちいい空間が広がっていて。それで「セルロースファイバーの方がいいかも」と思い始めました。

【ご主人】
住んでいる家を見せてもらえたのはよかったですね。量産ハウスメーカーは、モデルハウスはあっても実際に人が住んでいる家は見せてもらえませんでしたし。モデルハウスだけでは、結局本当のところ分からないんですよね。



Q. そこからアイスタイルに気持ちが傾きはじめたのでしょうか?

【奥様】
洗面台などのあしらいも、私の理想のイメージにぴったりで、﨑山さんはじめ、スタッフの方もみんな誠実で信頼できそうだなって。

【ご主人】
それでもまだ、いつくかの量産メーカーとも並行して話を進めていて、見積もりくらいは取りました。



Q. 気持ちが傾いていたものの、踏み込めなかったのは予算が心配だったのでしょうか?

【奥様】
初めて﨑山さんの家を見学した時から「あ、ここで建てたい」っていう直感があったけど、予算面での不安はありました。思い切って﨑山さんに相談したら「きちんとした素材でいい環境を確保することが、まずは一番大切。予算は家をコンパクトにすることでコントロールできますし、工夫次第の部分も多いですよ」と。その言葉は印象に残っていますね。



Q. それを聞いて、依頼を決められたんですね

【奥様】
はい。デザインも間取りも素敵ですが、一番の魅力は健康に過ごせる家だという点です。



Q. 住まいと健康を考えるきっかけとは、なんだったのでしょうか?

【奥様】
長男は生まれてしばらくすると、乳児湿疹がひどくなりました。幸い1歳くらいで自然に治まっていったんですが、次男は本当にひどかったんです。生まれて1ヶ月ほどで湿疹がではじめて、抱っこもできないくらい肌がじゅくじゅくになってしまって。ステロイドを使って治まっても、薬をやめるとすぐに再発してしまう。この子は一生ステロイドを使い続けないといけないんだろうか。そんな風に悩んでしまいました。家の空気と湿気、カビ、ダニ、アレルギー。みんなつながっているんです。それを考えると、健康に暮らせる住まいはどんなことをしても叶えたかったですね。



Q. そこが家づくりの原点にもなったんですね

【奥様】
そうです。それからすぐ、希望のエリアで土地が見つかって、アイスタイルさんに正式にお願いすることになりました。

【ご主人】
車を3台くらいは停められるように、ある程度の広さがほしかった。そうなるとなかなか希望の土地が見つからなかったんですが、売り主との交渉を経て、無事に買うことができました。

Q. 間取りの要望はどのようなものがありましたか?

【奥様】
リビング階段と、回遊できるキッチン、ランドリースペースですかね。暮らしインタビューで住んでいた部屋に来てもらった時に「物が少ないですね」と言われました。引っ越しや出産のたびに断捨離をしてきたので、収納もそれほどは必要ない。収納を増やすより、物を減らそうという方向性です。

Q. プランニング中の思い出は何かありますか?

【奥様】
とにかく打ち合わせに行くのが楽しみでしたね。毎回2~3時間の打ち合わせがあっという間。家が完成してしまって行くことがなくなって、少し寂しいですね。

【ご主人】
息子たちも、たっぷり遊んでもらえるから、本当に楽しみにしていました。

【奥様】
井上社長の人柄に触れられたことも思い出深いです。嘘のない家づくりをしたいという井上社長の熱い思いを感じました。量産メーカーはもちろん、ほかの工務店さんも、ここまで社長の顔が見える会社はなかったですし。

Q. 完成した家の特徴を教えてください

【奥様】
家の中央にリビング階段があって、その頭上は大きな吹き抜け。南向きに大きな窓がとれたから、吹き抜けは北東方向につくってもらいました。


【ご主人】
2階の間取りは結構、悩みましたね。1階はキッチンや水回りなど、配置したいものが明確に決まっているけど、2階は自由。できるだけ間仕切りを減らしてフリースペースにしてもらいました。納戸にする予定だったスペースも、壁や扉をなくしてフリースペースっぽく使っています。物の出し入れをするときも、意外と便利なんですよ



Q. アイスタイルからの提案で印象的なものはありますか?

【奥様】
浴室乾燥機を取り付けようかと思っていたんですが「漆喰の調湿効果があるから、ふつうの換気扇で十分ですよ」と言われたことですね。浴室と脱衣室の隣にランドリールームがあるんですが、それがそのまま家族のクローゼットになっている。こんなことも、湿気がたまらないからこそ可能なんですよね。子どもたちも自分の服を片づけられるようになってきましたよ。



Q. この家の一番好きな場所を教えてください

【奥様】
私は洗面台。大きめのタイルにして落ち着きのあるイメージに仕上げてもらいました。身支度もここでするんですが、毎日、洗面台の前に立つとテンションがあがりますね。キッチンはグリーンのモザイクタイルにして、こちらは明るく。場所ごとにテーマを決めて建材を選ぶのが楽しかったです。

【ご主人】
僕は寝室です。2階の個室は天井に杉板を貼ってもらいました。安眠に効果があるということで、。この部屋で眠るようになってから、実際にかなり寝付きがよくなりました。

【奥様】
吹き抜けの窓から空が見えるのも気持ちいいですね。リビングで寝そべって、階段上の吹き抜けを見上げている時も幸せです。




Q. この家に住み始めてからの変化はありますか?

【奥様】
ごはんが美味しくなった!かな(笑)。アイスタイルさんの家って、生体エネルギーが応用されているんですよ。たとえば、生体エネルギーの入った水で基礎のコンクリートが練り上げられていたり。私も最初は半信半疑でしたし、目に見えないものだけに怪しいなとさえ思っていたんです。でも、アイスタイルさんでの勉強会や完成見学会に参加して、実験を通して少しずつ分かるようになりました。生体エネルギーの入った基礎の上と、そうでない場所に置いたお醤油の味を比べたり、アイスタイルが建てた家の中に置いてある柑橘のジュースと、外に置いていたものを飲み比べたり。言葉で説明されても分からないけれど、体感すると、認めざるを得ないというか。



Q. 住み始めてから、息子さんたちの肌荒れは変化がありましたか?

【奥様】
この家に住み始めた頃、主治医に相談せず、次男のステロイドをやめる決断をしました。薬で抑えていた反動もあり、やめた直後は本当にひどい状態にまで悪化しました。だけど今では、あんなにひどかったとは思えないくらいにきれいになりました。三男は今、湿疹の真っ只中ですが、ステロイドは使わずに過ごせています。このまま収まってくれるんじゃないかな。ステロイドに関してはいろんな情報が飛び交って、心ない言葉に傷ついたりして心が揺れることが多かったけれど、今はようやく落ち着いてきました。



Q. 真夏、真冬の暮らし心地はいかがでしたか?

【ご主人】
真夏も2階のエアコン1台で涼しい。今までは何だったのか?っていうくらい快適でしたね。

【奥様】
冬も感動でした。ガスヒーターだけで家中が暖かいから、子どもをお風呂に入れた後の余裕がぜんぜん違うんです。主人が遅いときは私ひとりで子どもたちを入れるんですが、風邪を引かせないように、大慌てで子どもの体を拭くんです。もちろん、自分は濡れたまま。そのせいで体が冷えて辛かったけれど、今はまったくそんな辛さから解放されました。子どもも自分も、ゆっくりと着替えることができる。それがどれほどありがたいか。

【ご主人】
それでいて光熱費はマンションに住んでいた頃とそう変わらない。空間の大きさは何倍も違うんですけどね。

【奥様】
賃貸時代は4部屋あるうちの2部屋だけ締め切って冷暖房していました。今は家まるごと冷暖房できる。我慢して一生懸命節約しなくても、当たり前に快適な家って、本当に嬉しいですね。



Q. 収納家具は手作りが多いんですね

【奥様】
予算の都合もあって、収納はあまりつくらなかったんです。収納は少ないけど、家具を置けばいいかなって。とはいえ家具って、合板など化学物質が使われているものも多いんですよね。それなら自分で作ろうかと。せっかく自然素材の家に住んでいるんですし。見た目はもうひとつでも(笑)、いい空気の中で暮らしたいですから。



Q. 暮らし自体が、楽しくなった感じですか?

【奥様】
本当にそうですね。下の子がもう少し大きくなったら、庭で家庭菜園をしたいと思っています。住まいの環境と食事が健康にどうつながっていくのか、まだまだ勉強したいことがたくさん。この家で暮らすようになってから、念願のリラクゼーションサロンの仕事もはじめることができました。まだまだこれからですが、2階のフリースペースを使ってスタートしました。

Q. これから家づくりをされる方にアドバイスをお願いします

【ご主人】
家は一生に一度。車のように買い換えるわけにはいかない。性能はじっくりと吟味した方がいいと思いますね。

【奥様】
空気って目には見えないけれど、確実に人に影響を与える。見えないからこそ、こだわらなければいけないのだと思います。勉強する時間が取れたという意味で、家を建てるまでに6年の紆余曲折があってよかったと今は思いますね。家を建てるということは、自分の価値観を見つめることだったと、今、改めて実感しています。じっくり慎重に、信頼できる人を探すことが大事だと思いますね。