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3WAY玄関のある和モダンの家

Q. 家を建てようと思ったきっかけを教えてください

【ご主人】
夫婦とも戸建て育ち。結婚してしばらくアパートを借りて住んでいたんですが、家というものは一戸建てだというイメージが強くありました。

【奥様】
ふたりとも実家が古くて広い家だったんです。それに比べると、アパートって狭くて圧迫感がある。一戸建てに住むイメージは揺らがなかったですね。




Q. 家づくりはどんな経緯でスタートしましたか?

【奥様】
いずれ住み替えるなら早めに動いてもいいかと思い、まずは中古の一戸建てを探しはじめたんです。

【ご主人】
いくつか見る中で「これでいいかな」と、一つは契約寸前までいきました。実家が築130年の家だったこともあり、どんな家でも100年は使えると思っていたんです。今考えると、きちんと選ばないとそんな家は建てられないけど、当時はそんな風に思っていました。



Q. 契約まではいかなかったのは、どんな理由ですか?

【ご主人】
うまく説明できないんですが、心の声というか。「今、ハンコを捺していいのか?俺」みたいなね。なんとなく買おうとしていたんですが、決め手があったわけでもなく、ふとストップがかかって。

【奥様】
私としては驚きましたよ。もうその家に住むと思っていたから。でも、まだ2人とも若かったですし、もう少し時間をかけてもいいかと思い直したんです。



Q. その後、奥様のご実家のある町に戻ってこられたんですね

【奥様】
父がアパートや戸建てを貸していて、手頃な広さのアパートがあり、そこに住むことになりました。といってもまた2年ほどで引っ越し。2人目の子どもが生まれて手狭になったんです。それで、父が貸していた戸建てに移りました。築20年の大手ハウスメーカーの家でした。



Q. そのおうちの住み心地はいかがでしたか?

【奥様】
とにかく湿気がすごかったですね。畳の部屋に布団を敷いて寝ていたんですが、朝起きたら布団が重いんですよ。家族みんなの湿気がたまって、ずっしりとね。

【ご主人】
間取りもちょっと使いにくくて、洗面室のドアをあけたらリビングに入れない。ドア同士が干渉しあって開けられない扉があったりするのは使いにくかったですね。


【奥様】
住んで1年も経たないうちに、どうしても建て替えたいという気持ちになりました。



Q. 築20年だったら、リフォームの選択肢もあったのでは?

【奥様】
軽量鉄骨の家だから間取りの変更がほぼできなかったんです。使いにくい間取りをなんとかしたいのに、それじゃまったく意味がなくて。

【ご主人】
家の中の間仕切りが多くて、ちょっと圧迫感があったのも変えたいことのひとつだったんです。



Q. 最終的に建て替えを決意したのはどんなことでしたか?

【奥様】
冬になると子どもたちの咳がひどくなるんです。病院にいくと「乾燥が原因だから、もっと室内を加湿しなさい」とお医者さんに言われました。ただでさえ結露で水浸しだったのに、加湿をしたらさらにひどい状態に。壁には水滴が浮かび、カーテンはカビだらけ。幼い子どもと赤ちゃんが過ごすには、あまりにもひどい環境でした。フローリングの底冷えも辛かったですね。



Q. 建て替えを進める中で、難しかったのはどんなことですか

【奥様】
まずは父の理解を得ることが一番難しかったです。布団を干すバルコニーがないこともネックになっていたんですが「窓から干せばいいじゃないか」と。やはりそのあたりは、男性と女性ということで、家事に対する感覚も違っていて。住み心地が悪いと言っても、住めないほどひどいわけじゃないだろう、と。もちろん父の思いもわかるんですが、子どもを育てる環境として、どうしても妥協できなかったんです。でもまだ、その頃は諦め半分、夢半分といったところでしたね。

Q. 建て替え計画はどのように進められましたか?

【奥様】
まずは住宅展示場に行きました。そこでモデルハウスを見学して、大手ハウスメーカー2社と話を進めました。

【ご主人】
といっても、1社はすぐに終了でしたよ。木造軸組工法で建てることを条件として伝えていたのに「軽量鉄骨で建てさせてください!」と、その間取りを持ってきた。

【奥様】
その時点でもう話を聞く気持ちもなくなりました。

【ご主人】
もう1社とは、かなり話が進みましたね。妻が床暖房にこだわっていて、その会社はクローゼットの中まで床暖房が入っている全面床暖房が売りだったんです。

【奥様】
だって真冬のフローリングの底冷えが耐えられなかったんですよ!もうこんな思いをするのはイヤだ、と床暖房は必須条件にしていました。でも・・・正直、押入れの中まで暖房って要るかな?そんな無駄な暖房をしていたら、機械の寿命だって短くなるだろうし・・・。そういえば、壊れた時ってどうなるの?と、いろいろ気になりはじめて。



Q. そこでしっかりと情報収集をはじめたんですね

【奥様】
はい。よくよく調べてみると、床暖房のパネルの中を巡る不凍液って、使うほどに減っていくそうなんです。補充しないといけないし、定期的なメンテナンスで入れ替えも必要。そんな大事なこと、営業の方は教えてくれなかったんですよ。

【ご主人】
メンテナンス要らずの外壁なんて言って、よく調べてみたら、外壁材をつなぐコーキングは数年ごとにメンテナンスが必須だった。知らせておくべきことを伝えない営業マンに対して、不信感が募りましたね。なんで伝えてくれなかったんだと聞いたら、悪びれもなく「すみません」と。悪い部分も知ってるのに、それを伝えないのはプロとしてどうなのか。とはいえ、一時は「もうここで建てようか」というくらい自分でも心が固まっていた。それで念のため、別の営業マンからも話を聞いてみることにしました。



Q. それは、どのように?

【ご主人】
別の展示場のモデルハウスを訪ねていって、他の営業と話が進んでいることを伏せて話を聞いてみたんです。それまでの担当者とはまったくキャラが違って、こちらはゴリゴリの営業マンでしたね。こっちの話を聞くよりも先に、太陽光発電のことを引き合いに出して「今建てなかったら大損ですよ?僕から言わせれば、そんなのはアホですね」と。ちょうど売電価格が変更する頃だったからそんな話が出たんですが、ちょっと閉口してしまいました。

【奥様】
あれだけたくさん社員がいると、同じ会社でも、まったく違う会社のような対応もあり得る。なんだか怖くなりました。



Q. 家づくりは振り出しに戻ってしまったんですね

【ご主人】
はい。ちょうどその頃、僕の実家が築130年の家を建て替えたんです。その工事を頼んだ会社にも話を聞いてみることにしました。実家も依頼した会社なら、おかしなことはしないだろう、と。もうこの頃には、家がいい悪いよりも、信じられる人のところで建てたかったですね。



Q. その会社はいかがでしたか?

【奥様】
「これがうちの使ってる無垢床です!」と見せられたのは、集成材の表面に薄い無垢材が貼られているだけのもの。だけど、その頃は本物の無垢材を見たことがなかったから「すごい!」なんて言って(笑)。それで間取りも進めてもらうことにしました。

【ご主人】
ところが具体的な家づくりの話に入ると、担当の人が「私、これは嫌い」とか言ってくるんですよ。コーディネーターとして自分の意見を言ってるんだろうけど、なんの根拠もなく、嫌いの一言で片づけようとする。こっちからしたら「なんであんたの好みの家を建てないといけないんだ!」ってなりますよね。そんなこともあり、いまいちその会社は好きになれず・・・。相談に出掛けて行くのが苦痛でしたね。

【奥様】
そんな頃に、アイスタイルさんを知ったんです。

Q. アイスタイルを知ったのは、どんなきっかけでしたか?

【奥様】
母がアイスタイルさんのチラシを見つけて、「こんなところはどう?」と持ってきてくれました。母は建て替えに賛成してくれていたんです。チラシに載っていたのが可愛らしいデザインの家で、私は一目で気に入ったけど、主人はどうかなぁって。純和風の家にしたいと言っていたから「きっと気に入らないだろうなぁ」と思いながら、チラシを見せてみたんです。

Q. ご主人の反応は、いかがでしたか?

【奥様】
気に入った!という感じはなかったけど「行ってみるくらいなら、いいよ」と言ってくれて。それで早速、アイスタイルさんのモデルハウスに出掛けることにしたんです。

【ご主人】
もうね、それまでのマイホーム計画がことごとく不発で、ぐったりしていたんです(笑) 多くの住宅会社は、なぜお客を騙さないと成り立たないのか。家の本質って一体何なんだろうって。



Q. はじめてアイスタイルを訪れた印象を聞かせてください

【奥様】
事前の連絡もせず訪ねていったから、誰もいなかったんですよ(笑)

【ご主人】
井上社長の奥さんが対応してくれて「今日は誰もいないんよ~。私は家のこと全然わからないし~」って(笑)なんて正直な人なのかなって思いましたよ。今まで接触した会社とはまったく違っていた。温かくて正直な社風が伝わってきましたね。

【奥様】
たまたまその日は﨑山部長のおうちで見学会だったんです。それで、事務所から見学会に直接行ってみることにました。

【ご主人】
「部長の家で見学会」って聞いて、どんな人が出てくるのかと思いましたよ。不動産系の部長なんていうと、派手なスーツを着て、太ってて、ごついアクセサリーをしているようなイメージ。実際にご本人と会って、あまりにイメージと違い過ぎて驚きましたけどね(笑)



Q. 見学会の参加では、どんなことが印象に残っていますか

【奥様】
実際に住んでいるおうちを見せてもらうのは初めてで、ちょっと緊張しました。行ってみたら、可愛らしくて気持ちよくって、すぐに好きになりました!

【ご主人】
敷地面積以上の広さを感じました。圧迫感がなくて、広々としている。今まで見た家とは対照的。それと、お酢の実験があって、家の中に置いていたお酢と外に置いていたお酢を飲み比べたんです。飲んだ瞬間に「ん!?」。あれは衝撃的でした。

【奥様】
1月の寒い日だったのに、家の中がすごく暖かかったことも印象的です。「床暖房を入れているんですか?」と聞いたら、「いいえ」って。なんでこんなに暖かいの?って、びっくりしました。

【ご主人】
僕たちが初めて“本物の”無垢の木の威力を知った瞬間です(笑)

Q. そこからアイスタイルに気持ちが傾いていったんでしょうか?

【ご主人】
見学会に参加するたびに「やっぱりここが正解じゃないか?」っていう思いが強くなっていきました。素材や家の機能性、間取り。それらすべてに納得できる理由がある。「ここだ。絶対、間違いない」と確信して。

【奥様】
ただ、素敵な家だけど、私たちに建てられるかなあっていうのがありましたね。

【ご主人】
これほどいい素材を使っていたら、一体いくらになるんだろうって。見学会に参加した時、工務の髙國さんに「正直いくらで建てられるんですか?」ってこっそり聞いてみたんです。そしたら・・・ほぼ決めかけていた大手ハウスメーカーの見積もりより、約1200万円も安かった。大幅な値引き分も最初から上乗せしていたのかも知れないけど、あまりの金額の差に唖然とした感じですね。

【奥様】
私はものすごく希望の光が見えて、嬉しかったです!

Q. お父様はどのようなご様子でしたか?

【奥様】
最初の頃、アイスタイルに誘った時は「そんなにいうんだから、本当に結露しない家なんだろうな?」と、半信半疑という様子。でも、アイスタイルさんの家を見るうちに、ぽそっと「いいな」と言ってくれて。構造見学会へは、私と両親の三人で行きました。「こんな家を建てるなら」と、最終的には建て替えに賛成してくれました。嬉しかったですね。



Q. そこから先はスムーズに進みましたか?

【奥様】
そうですね。設計の先生と井上社長が暮らしインタビューに来てくれて、物量や暮らしぶりを見てもらいました。私たちのマイホーム計画がはじまって、早10年ほどの時間が過ぎていましたし、いろんな会社と話すうち、家に対する希望もある程度固まっていたから、そこから先はスムーズでしたね。

【ご主人】
間取りを決めていた頃、井上さんがパース図面を自宅に届けてくれたんです。平面図だけでは分かりにくいだろうって、わざわざ手描きしてくれて。

【奥様】
あれは感激でした。全部で5、6枚はあったかな。棚の高さや奥行が分かるように描いてくれたんです。イメージがぐっと鮮明になって、完成した状態が浮かび上がって見えるような、そんな絵でした。

【ご主人】
大手ハウスメーカーの、流れ作業のような間取りの作り方とは全然違う。売り上げのためじゃなく、喜ぶ顔が見たいと思って動いてくれる。こんな会社に頼めることは幸せだな。そんな風に思いましたね。



Q. 打ち合わせ中の思い出を聞かせてください

【奥様】
打ち合わせが楽しみで仕方なかったですね。大手ハウスメーカーの打ち合わせでは「この中から選んでください」って、プレッシャーをかけられながら進めていたんです。打ち合わせに行くのが憂鬱で。アイスタイルさんは「こんな部材ないですかね?」って相談したら、私たち以上に熱心に調べてくれて、見つけてくれたりもするんですよ。

【ご主人】
毎週会えるのが普通になっていた頃、次の打ち合わせが2週間後ってなった時なんか、家族みんなで残念がってましたから。子どもたちも「アイスタイル行くよ~」って言うと、飛びつくように喜んでいましたし。鳥取さんには特によく遊んでもらったよね。

Q. 完成したお住まいの特長はどんなところですか?

【奥様】
動線がすごくいいんです。一階は、浴室から脱衣室、家族のクローゼットからランドリースペースへとつながっていて、私の仕事場として、デスクと資料を収納する棚を作ってもらいました。書斎って2階のイメージだったんですが、私は塾の先生をしていて、扱う資料が多いんです。1階に作ってもらったのは正解でしたね。

【ご主人】
玄関を入ったら手洗いうがいをしてリビングに進めるようになっているところですかね。2年前だったか、家族全員がインフルエンザに倒れたことがあって、本当にしんどかった。インフルエンザまでいかなくても、冬になると全員風邪をひきやすくて困っていたんです。この間取りにしてもらったのは、外から持ってきた風邪菌をシャットアウトするため。おかげで、この家に住み始めた去年の冬は、一度も風邪をひかずに済みました。



Q. 住み心地はいかがですか?

【奥様】
加湿などしなくても、ちょうどいいしっとりした空気が保たれるから、本当に風邪をひかなくなりましたね。もちろん、結露もカビもまったくなし。洗濯物も室内で十分乾くし、空気が重くなることもない。こんな環境が普通の暮らしになって、本当に嬉しいですね。

【ご主人】
夏も今までとは比べものにならないくらい快適でしたよ。機械で冷房した強引な涼しさじゃなくて、やわらかい涼しさっていうか。今までは夏に2階にあがったら、息苦しくなるくらい暑かったのに、この家は2階の方が涼しいんです。エアコン1台でシーリングファンを回せば、家中が快適になる。



Q. この家の、お気に入りの場所はどこですか?

【ご主人】
広い玄関と神棚のある和室です。和室は伝統的な意匠にこだわりました。絞り丸太のある床の間や、塗り壁に描かれた竹林の模様など、どれもこれもこだわってよかったです。腰板の仕上げにしてもらったのは、僕の父が足を悪くしていて、立ち上がる時に壁に手をつきやすいように取り入れました。

【奥様】
2階のホールに子どもの遊び場をつくってもらいました。息子は電車のおもちゃが大好きなんですが、今までの家は間仕切りが多くてあまり広げられずにいたんです。今は思い切り線路を組み立てられるから、楽しそうですね。壁にもたれて絵本を読んだりできるように、こちらも腰板にしてもらいました。

Q. 着工中の印象に残る出来事はありますか?

【ご主人】
ありますとも!今思い出しても感動的な!

【奥様】
ね(笑) キッチンを決めるとき、現物確認のためにメーカーのショールームに出掛けたんですよ。その時、タンクレストイレの展示品ですごく気に入ったものを見つけてしまったんです。既に予算の関係で、タンク有のトイレで決定していたんですが、展示品の価格なら予算内に収まる。今から変更なんて、さすがに無理だろうとは思っていたんですが・・・。

【ご主人】
ダメ元で聞いてみようって鳥取さんに電話したんです。すぐに関係会社さんに連絡してくれて「変更、間に合いますよ!」って。

【奥様】
「よかったですね!」って、私たちと一緒に喜んでくれたんです。普通だったら、すでに発注した後で変更なんてできないですよね。できたとしても、面倒なことだし。

【ご主人】
そう。もうタンク有のトイレの寸法で木工事も始まっていました。サイズが変わるから、木の柱を一部削り取ったりする工事が必要になり、職人さんにもずいぶん手間をかけてしまいました。

【奥様】
ここまでしてくれる会社、ないよね。

Q. これから家を建てる方に、アドバイスをお願いします!

【ご主人】
まずは「勢いで建てたら絶対ダメ!!」っていうことですね。家づくりって、本当にしんどいんですよ。いろんなところからプレッシャーがかかって「もう、これでいいかな」って、思わずハンコを捺してしまいそうになる。でも、「諦めたらそこで終わり」なんですよね。

【奥様】
気になることは、とことん調べる方が後悔しないと思います。大変なことではあるけれど・・・。それから、打ち合わせが楽しくなるような人と家づくりをするのがいいと思います。打ち合わせが終わっても、すぐまた会いたくなるような人とね。

【ご主人】
僕たち夫婦は古い家で育ったから、壁紙なんかの部屋に憧れがあったんです。でも、クロスや安い建材を使ったここ数十年の間に量産された家は、100年住めるようには作られていない。よ~く考えて、よ~く調べて進めないと、あっという間に簡単な家ができてしまう。そうならないためにも、しっかりと情報収集して、信じられる人に託すことが一番大事だと思いますね。