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ご夫婦お二人がシンプルに暮らす家

Q. 家づくりのきっかけを教えてください

【奥様】
姫路駅近くの市営住宅に25年ほど住んでいました。今は成人した2人の子どもたちが小学生の頃から、家づくりについて考えてはいたんです。中学に入るタイミングでと思っていたら、お兄ちゃんが神戸の高校に進むことに。そうなると駅前のマンションの方が通学に便利ですよね。結局弟も同じ高校に進んで、その後は大学の学費が重なって。私たちのタイミングが来るまでに25年が過ぎていたんですよ。

【ご主人】
2人とも大学を卒業してから、ようやく本格的に家づくりを考えはじめました。50代になり、退職してからの暮らしも見え始めてきた。このタイミングで家づくりができて、よかったと思いますね。

【奥様】
「本当はもっと早くに建てたかったんですけど」とアイスタイルの﨑山さんにお話すると、「もしその頃だったら、僕たちと出会えてなかったかも知れないですね」とおっしゃって。やっぱりタイミングってあるんですね。いい会社、いい土地と出会わなければ、いい家はできませんものね。



Q. 50代での家づくりのメリットとは、どんなものでしょうか

【奥様】
多くの方は子どもが小さい頃に家を建てますよね。いわば「子どものための家」。それも本当に素晴らしいことだと思います。私たちの場合、すでに巣立った子どもたちが帰ってこられるように間取りを考えてもらいました。現在と老後、その両方を見据えた家になっています。

【ご主人】
夫婦ふたりで過ごす時間が中心だから、大きなスペースは必要ありません。コンパクトな中に必要なものがすべて収まった家が希望でした。今は2部屋にして使っている2階も、間仕切りをすれば3部屋にできる間取りにしてもらいました。夫婦ふたりでも、息子たちが帰ってきた時も、スムーズに対応できる可変性が気に入っています。

Q. 家づくりのこだわりは、どのようなものだったのでしょう

【奥様】
まず、絶対に木の家がいいと思っていました。それで、チラシで知った自然素材を謳う会社を訪ねました。素材の見本を見せてもらいながら、事務所でお話したんですが「2階はあまり人目につかないから、クロスやフローリングにもできますよ」と言われて。まだ予算の話も何もしていないし、予算を抑えたいと相談したわけでもなかったんですが。

【ご主人】
来客の目に触れないからと言われても、私たちはその家で毎日暮らすわけですしね。

【奥様】
そういう考え方で家づくりをする会社さんは、土台や壁の中など、見えないところは何を使うんだろう?と心配になってしまいました。



Q. 最初から注文住宅を希望されていたんでしょうか

【奥様】
いえいえ。古民家をリフォームする選択肢もありました。

【ご主人】
しかし、古民家は物件自体が少ないですし、目利きも難しい。工事が始まってから、想像以上に内部が傷んでいた、なんて話もありますし。それで古民家の選択肢はなくなりました。



Q. アイスタイルを知ったきっかけを教えてください

【奥様】
完成見学会のチラシが自宅に入っていたんです。ご近所でしたが、たまたま主人も私も日程があわず、行けずじまい。それで電話をしてみたら、﨑山さんが対応してくれて。「次の見学会は私の家で開催しますので、よかったら是非お越しください」と誘ってくださったんです。



Q. 﨑山邸を見学した時の印象はいかがでしたか?

【奥様】
一番は木の匂いですね。それに、2階はもちろんクローゼットの中など、見えないところまですべて無垢の木と漆喰が使われていた。「体によくない素材はどこにも使っていません」という﨑山さんの言葉が印象的ですね。

【ご主人】
見学に伺った際、お酢の入った小さな容器を手渡されたんです。見学後、室内に持ち込んだお酢と外に置いたままのお酢を飲み比べてみたのですが、室内に持ち込んだものは味がまろやかで驚きましたね。明らかに味が変わってる。そこからぐっと興味がわきました。なぜなんだろうって。

【奥様】
それまで主人は木の家にそれほど関心がなかったんですよ。それが、﨑山さんのおうちを見せてもらってから変わりました。

【ご主人】
その時にいただいた冊子は帰宅後すぐに読破して、さらに興味がわきました。体感するということは大きいですね。素材の効能についてもあれこれ調べて、家が健康を左右すると知って、考え方が変わった。無垢の木だけでなく、セルロースファイバーや漆喰をつかった家では、そこに住む人の肌荒れがよくなったり、完治まではいかなくても持病の薬が減らせたり。

【奥様】
私は木の家のデザインや質感が気に入って建てたいと思っていたんですが、主人は本質的な部分でアイスタイルさんの家を気に入ってくれました。



Q. 﨑山邸以外にも完成見学会に参加されたんですね

【ご主人】
いくつか参加させてもらいました。家の中の漆喰も外の塗り壁もきれいだなと、どの家を見てもそういう印象を持ちました。

【奥様】
床の足触りがサラサラしていて、気持ちよかったですね。フローリングって夏はべたべたするし、冬は床に座れないくらい冷たくて。無垢の床は、冬でも触れているところがじんわりと暖かくなるんです。

Q. 興味が依頼につながるまではどのようなプロセスを辿ったのでしょうか

【奥様】
損得抜きに接してくれたアイスタイルさんの姿勢ですね。いくつものお家を見学させてもらう中で、家そのものの良さは十分に分かっていました。そこに人柄の魅力が掛け合わされて、依頼したいなという思いにつながっていきました。

【ご主人】
どんな些細なこともサポートしてくれる姿勢は、建てる側にとっては何よりも心強いですね。

【奥様】
住宅会社って同時にいくつもの現場を掛け持ちして、一人ひとりの施主に向き合ってもらえる時間なんて少ないものだと思っていたんですよ。でも、アイスタイルさんはそうじゃなかったんです。



Q. 土地はどのように探されたのでしょうか

【奥様】
家というものは、まず土地を探してから建築会社を探すものだと思っていたんです。﨑山さんに「土地がまだ見つからなくて」とお話したら、「土地を先に決めてしまうより、土地探しと家づくりの計画は同時進行がいいですよ」と言われて。土地が決まっていたら、その土地に合わせた家しか建てられない。いろんな土地を見ながら、ここならどんな家が、どんな予算で建てられるのかを考えて決めていく方がいい、と。それで﨑山さんに土地の相談もするようになりました。不動産会社さんを紹介してくださったんですが、その方がまた、本当にいい方で・・・。

【ご主人】
そうなんです。今この家が建っている土地は私がネットで探してきた土地なんです。ふつうなら、自分が仲介する物件だけを勧めるのに、その方は、自分の利益にはならないこの土地を推薦してくれた。

【奥様】
土地案内の際、その方の紹介の土地を見学したあと、主人が見つけてきてくれたこの土地にも同行してくれました。その時のアドバイスがあったから、ここを買うことができたんです。

【ご主人】
「周辺が市道だし、将来的にも日当たりが確保できるからお勧めできます。さきほどの土地も悪くないけれど、近所に工場があるのが少し気になりますね。定年してから日中、家にいることが増えれば、音が気になることがあるかもしれません」と。ここまでアドバイスをいただきながら、その方の売り上げにはならない。それではあまりにも申し訳ないから「お支払いします」と言っても「受け取れません」とおっしゃって。

【奥様】
アイスタイルさんがいい会社だから、アイスタイルさんとおつきあいのある会社さんもいい会社さんなんですね。



Q. 依頼を決定したのは、どんなタイミングだったのでしょうか

【ご主人】
土地が決まって、いよいよプランニングが始まり、それから依頼を決めました。概算の費用は教えてもらいましたが、金額がかかるのは分かっていましたし、納得するだけの理由がありましたから。

【奥様】
チラシなどで土地付き建売りの家を見ていて、その金額のイメージがあったけれど、そういう家とは全く違う家を建てるんですから金額が違うのは当然なんですよね。私の父はメーカーに勤めていて「価格にはちゃんと理由がある。安いものは、安く売っても儲けがでるように作られている」と聞いて育ったんです。だから「安物買いの銭失い」という買い物は決してしません(笑)



Q. ようやく家づくりがスタートですね

【奥様】
はい。でも、家づくりがスタートしてから、注文住宅って大変だなと思いはじめました(笑)



Q. 注文住宅の大変さ、とは?

【奥様】
一から選択を積み重ねていく大変さですね。すべてに自分たちの判断が求められる。自由さの反面、大変さもありました。幸い、うちはアイスタイルさんにお願いしたから、大変さの部分は半減でしたけれど。



Q. アイスタイルのどんなフォローが印象に残っておられますか

【奥様】
洗面のタイルをどうしようか迷っていたんです。色はもちろん、どんな割合で混ぜ合わせるか、組みあわせは無限ですしね。それで﨑山さんが「タイルメーカーさんのサイトでシミュレーションできますよ」と教えてくれました。ふつうなら、それで終わりだと思うんですが、﨑山さんは「僕もいくつか考えてみました」と例を見せてくれたんです。そこまでやってくれるのがアイスタイルさん。実物も取り寄せてくださって。

【ご主人】
そこまでしてくれる会社は本当に少ないと思います。営業担当と連絡がつかない、なんてことも耳にしますが、﨑山さんはとにかく対応が正確で早かったですね。

【奥様】
リビングの広さなど、図面で見てもなかなかイメージがわかないですよね?間取りを見ながら「これではちょっと狭いんじゃないかな」と心配になっていたら、﨑山さんが「この広さならうちのリビングとちょうど同じだから、見にこられますか?」と言ってくださって。奥さんもお子さんもおられるし、何度もおじゃまするのは悪いと思っていたんですが「大丈夫ですよ、ぜひ来てください!」と。﨑山さんの家に行ってみると、十分な広さだとわかり安心できました。

【ご主人】
自社の家づくりに自信があるからこそ、ご自身でも建てて住んでおられるんだと思いますし、こうしてオープンに受け入れてくださるのは﨑山さんの人柄ですね。



Q. 間取りの希望はどのようなものがあったのでしょうか?

【ご主人】
最初にお話した可変性のある間取りに加えて、スムーズな回遊動線と、風と光をうまく取り込める家が希望でした。団地時代は窓が少なくて、空気も籠もりがちでした。今は適所に窓があるから、明るくて快適です。

【奥様】
住んでいた市営住宅に、設計の先生と﨑山さんが来てくれました。家の中を見回して「ものが少ないですね」と。私たちは厳選して物を持つようにしているので、確かに少ないかもしれません。それで収納スペースはそれほど必要なくて、その分を居室や廊下に充てて、ゆったりとした家にしてもらいました。

【ご主人】
持って行くタンスも大きさを測って、ぴったり置けるように設計してもらいました。使い勝手は申し分ないですね。敷地も家もコンパクトですが、一つひとつの部屋を大きくしてもらったから、狭さもまったく感じない。

Q. 予算を抑える工夫はどのようなものがありましたか?

【奥様】
収納をあちこちにつくるのではなく、一カ所にまとめて大きく作ってもらったり、収納棚に扉をなくしてオープンラックにしたり。一覧性があって探しやすいですし、結果的に気に入っています。



Q. 建築中の思い出をお聞かせください

【奥様】
実家の父がウォーキングがてら現場を見にきて、大工さんと勝手に仲良しになっていたんですよ!でも「建てるなら、いい家を建てなさい」と言っていた父が現場をみて「いい家やなあ」と言ってくれて、それもうれしい思い出ですね。

【ご主人】
地鎮祭では、あまりに小さい家に見えて、家内がショックを受けていましたけれど(笑)

【奥様】
そうなんです!リビングなんて、5歩くらいで歩けてしまう面積で「どうしよう」なんて思っていました。家が完成してみたら、十分な広さですよ。

【ご主人】
着工中、まだ階段もついていなかった頃に、梯子で2階に上がらせてもらいました。ちょうど近所の公園の桜が満開の時期で。あの景色を見たことは忘れられないですね。これからは毎年この景色を楽しむことができるのか、と感慨深かったです。



Q. 完成してみて、最も気に入っているところはどこでしょうか?

【奥様】
階段を踏み板だけのスケルトンにして、階段下を家族の思い出を飾るコーナーにしたんです。階段下は収納やトイレに充てられることが多いけれど、壁をなくしたおかげで、風も通るし視界も広くなって、すごく気に入っています。

Q. 思い出コーナーに、革製のファーストシューズが飾ってありますね!

【奥様】
息子たちがよちよち歩きの時に履いていたんですよ。古くはなったけれど、味わいも出てきました。木や革など、使うほどに味わいが増す素材は昔から好きでしたね。自然素材は同じものが二つとないところがいい。家づくりも、やはり同じような考え方で進めていきました。



Q. 本当に、どこにいても木の香りがするお住まいですね

【奥様】
家具屋さんが搬入に来てくれた時「ここは本物の木の家だから、傷でもついたら大変!」と、かなり緊張しておられました(笑)。テレビの搬入のときもそう。それくらい、本物の木の家って少ないんだなと思いました。

Q. 住み心地はいかがですか?

【ご主人】
この家に住むようになってから、毎日熟睡です。天井は、睡眠に効果のある杉板にしました。木の香りに包まれて眠って、朝の日差しで目覚めもよくなりました。

【奥様】
アイスタイルさんの家は雨戸がないんですよ。窓にはシャッター式の雨戸がつくもんだと思いこんでいましたが、防犯窓なんだそうです。どんなに日当たりのいい家でも、雨戸を開けるまでは暗いですよね。今はおひさまが昇ると同時に明るさが家の中にやってくる。朝日で目が覚めるって、想像以上に気持ちいいですよ。



Q. お庭もとてもすてきですね!

【奥様】
実はこれも、アイスタイルさんのおかげなんです。


【ご主人】
この土地を買った不動産会社で外構工事もお願いするというのが条件だったんです。家づくりの傍ら、外構デザインの打ち合わせが始まったんですが、どうもしっくりこない。打ち合わせをするたびに「検討させてください」と言って帰ってくることになる。進まないんです。

【奥様】
せっかくアイスタイルさんでデザインのいい家ができるのに、提案される外構デザインが全くうちに合っていないんですよ。「コンクリートに色を塗っても剥げますよ、木を植えたら葉っぱが落ちて掃除が大変ですよ、レンガをカーブに並べるとヒビ割れますよ」と、私たちの希望はことごとく却下されていく。提案されるデザインが悪いわけじゃなくて、私たちのイメージに合わない。それなのに、歩み寄りがまったくないというか・・・。

【ご主人】
自分たちにできる範囲の工事にとどめようとしているように感じましたね。施工事例の写真を見せてもらっても、どれも似通っていて。安くて工期も短いけれど、希望に沿わないものでは意味がありません。

【奥様】
こちらの希望をくみ取って、一緒に叶えようとしてくれるアイスタイルさんとの家づくりに馴染んでいたから、余計に違和感がありましたね。あまりにも外構が進んでいないから、﨑山さんが「うまくいっていますか?」と声をかけてくれたんです。本来、アイスタイルさんの管轄外のことなんですけどね。状況を話して「もう妥協するしかないのかなぁ」と言ったら「妥協はダメですよ。うちの協力外構会社さんがあるので、よかったら話してみますか?」と。会ってみたら、アイスタイルさんと同じく本当に素敵な会社さんだったんです!それまで打合せを続けてきたところには主人が話をつけてくれて、私たちが気に入った会社に工事を依頼してもいいということになりました。それからはもう、楽しくて楽しくて(笑)

【ご主人】
レンガをカーブに積み上げるとヒビ割れやすくなるのは、土台がしっかりしていないからだそうです。このあたりは会社の考え方なんでしょうね。短納期で数多く現場を回していこうという会社の方針に合わない、というか。

【奥様】
アイスタイルさんから紹介された外構業者さんは、毎日うちに来てくれて2ヶ月くらいかけて丁寧に仕事をしてくれました。毎日工事を見るのが本当に楽しかった。小さいけれど、念願だったレンガの花壇もできました。

【ご主人】
道路からリビングが見えないよう、絶妙な角度でレンガ壁を作ってくれて、その隣は植物を育てて緑のフェンスにする計画です。木と花のバランスまで考えて提案してくれました。

【奥様】
道行く人から「すてきなお庭になりましたね」って声をかけられることも。帰宅するたびに幸せな気持ちになりますよ。



Q. 最後に、家づくり成功の秘訣を教えてください

【ご主人】
焦らず、タイミングを待ったことですかね。うちは、家内が待つことが苦にならない人だから(笑)

【奥様】
そうですね(笑) あとは、本当に信頼できる人を見つけること。いいつながりをたくさん持っているアイスタイルさんと出会えたからこそ、家だけでなく、土地も外構も夢見た以上のものが叶えられましたから。