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自然な環境

本日

飯田スタジオでは

クリスタルボウルヒーリングが

開催されました。

 

 

人が自然的に安らぐ音や振動、

そして人としてもつべき思いについて

感じさせて頂く場となっています。

 

 

現在、新型コロナウイルス問題が

大きく取り沙汰されている中で

 

昨年の10月

アメリカのCBS NEWSでは

「10月、自殺によってコロナの10か月間よりも

多くの日本の命が奪われる」と報道されました。

 

日本では、

新型コロナウイルス感染にともなう

全国の10か月間の死者数(2,000人以下)を

10月だけで、自殺者の数(2,153人)が、

上回ることとなり、

4か月連続の上昇でした。

 

原因のひとつとして

暮らす環境にもあると思います。

 

「高層階症候群」という病があります。

 

3階以上に住んでいるのであれば

知らずのうちに

かかっているかも知れない病です。

 

それは高い階層で長時間滞在、生活することで

老若男女問わず

身体に様々な健康被害をもたらす病です。

 

一つの原因は

建物の構造です。

 

高層階の建物には免振構造が採用されています。

 

免震構造は地震の力を分散するため

あえて揺れやすくつくることとなります。

高層階になるほど、

常に揺れている状態となります。

その揺れは

人に感じるほどには揺れませんが

三半規管など

期間に影響があると言われています。

 

二つめの原因は

気圧です。

 

地上から100メートル上に行くごとに

気圧は約10ヘクトパスカル低下します。

 

マンション・アパートの高さの目安として

1階から2階はロビー等で

天井が高めの設計の場合で4mほど。

 

住戸部分は2.5mから3mほど。

となると、

30階建ての屋上で約100mとなり、

低気圧になることで、

身体に影響が出ると言われています。

 

三つめの原因は

環境問題です。

 

高層マンションは

ロケーションの良い立地に建つことが多いです。

すると、交通量が多かったりすることで

排気ガスや光化学スモッグ、

排煙の被害をうけることがあり、

 

また

高層階になるにつれ、鳥や虫の鳴き声、

雨の音などの自然の音が聞こえなくなり

精神的な障害に陥る場合もあります。

 

 

「高層階症候群」の症状として

「子どもができにくくなる」ことがあるようです。

 

東海大学医学部講師

逢坂文夫氏が発表した論文に

以下のようなことがまとめられています。

 

論文『住居環境の妊婦に及ぼす健康影響について』

流産・死産の割合は、

1~2階で6.0%、3~5階で8.8%

6階以上で20.88%と高くなるにしたがい増加

免震構造による揺れや高層階に住むことによる

ストレスが大きく関わっていると考えられる。

高い階層で長時間滞在・生活することで、

老若男女関わらず、

身体に様々な健康被害をもたらす病です。

この症候群は、病にかかった兆候を感じることが

ほとんどない厄介なものです。

 

実は海外では、

オランダでは育児世帯の8階以上への入居を禁止

イギリスでは育児世帯の4階以上への入居を禁止

フランスではそもそも高層マンションを建てないよう制限

といった事例があり、

高層階症候群を危惧しているところも多くあるようです。

 

このように高階症候群を防ぐ法律が

各国で採用されているほど、

注意すべき問題となっています。

 

他にも

「高所平気症」という症状があります。

 

「ベランダから転落死」といったニュースを

見かけたことがあると思います。

 

高層階に住むことで、

次第に高い所が当たり前となり、

高所を危険と認識しないようになります。

すると、お子様はベランダや

屋上など危険な場所で遊ぶようになり、

事故に繋がる危険性が高くなってしまうのです。

 

そして

「病気になりやすくなる」

 

先ほどご紹介した、

東海大学医学部講師の逢坂氏は、

以下のような調査報告もしています。

 

・高血圧
1~2階:7.4%、5階以上:20.4%

・神経症
1~2階:10.2%、5階以上:13.2%

・喘息症状
1~2階:17%、5階以上:25%

・低体温症(幼稚園児)
1~2階:2割強、10階以上:3割強

 

他にも

耳鳴りや目まい、

不眠の症状が出やすく、

関節痛や腰痛を訴える人が

多くいらっしゃいるようです。

 

また、ストレスを感じることが多いため、

うつ病の発症や、

子どもの場合、

不登校や引きこもりになるケース、

自殺願望や対人恐怖症など、

心身に及ぶ健康への不安が指摘されています。

 

人にはヒトとして

安全に暮らせる自然な環境があることを

示しているものだと思います。

 

またの機会に、

他の事例もご紹介いたします。

 

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