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EV法案にドイツ・イタリア反対②

こんにちは。

EV法案にドイツ・イタリア反対のニュースを受けて

風向きが変わっていきますね。

 

ドイツといえば・・・

ベンツとBMW、ポルシェ、フォルクスワーゲン。

 

イタリアといえば・・・

フェラーリやランボルギーニ等。

 

この美しく、個性的な車達が・・・

たった10年ぐらいの歳月でEV車一択になることが想像出来るでしょうか?

 

日本のTOYOTA 豊田章男社長がおっしゃていたように・・・

EV一択にするための電力確保の問題があります!

 

容赦のない物価上昇、特に光熱費の高騰で・・・

東北や北海道の方は、この冬の電気代が・・・

月に7万円とか10万円になっているようです。

 

兵庫県でも南部は、日射時間が多いですが、北部はずっと曇り空か雪です。

太陽光パネルを搭載しても意味がありません!

 

家づくりと一緒で、その地域にあったいろんな自動車の選択肢が大切だと思います。

 

まもなく、会長に就任するTOYOTAの豊田章男社長からのメッセージです。

先月、経団連モビリティ委員会で

本当にCO2や環境のことを考えるのであれば、

ガソリン車の販売を禁止して、完全に電気自動車に移行する前に

それを賄う電力を

すべて再生可能エネルギーで発電できるようにする必要がある!

との考えを示しました。

 

そして、今の日本の発電電力のままでは

国内で販売される年間500万台の新車のすべてを

EVに置き換えるだけの電力はないと指摘し、

 

毎年、新たに

原子力発電所1基分に相当する発電能力の増強が必要になると試算されています。

 

それぐらい政府の考えているEV化計画はずさんで、実際、実現不可能だということです。

 

豊田社長は、日本中の水力発電用のダムのすべてに

浮体式の太陽光パネルを敷くことをあげました。

国内には、東京都全体の面積に相当する約2,700ヶ所の水力発電のダムがある

そこに太陽光パネルを置けば、原発換算で合計30基分ぐらいにはなる試算です。

 

これぐらい無理な計画に踊らされて、住宅業界も・・・

将来の太陽光パネルの処分のことを考えずに、目先のことだけを考えて

色んなことが決められているのではないでしょうか?

 

 

また、TOYOTAでチーフサイエンティストを務めるギル・プラット氏も

経団連の会合で

すべての車をEVにするだけの資源は地球に存在しない!

重要なのは、最も効果のあるところにその資源を使うことだ!

と発言されました。

 

実際、リチウムをはじめとする多くの電池用鉱物は

EV1台分の資源で・・・

6台分のプラグイン・ハイブリット車が作れ、

ハイブリット車なら・・・なんと!90台分がまかなえるようです。

 

1台のEV車と90台のハイブリット車、どちらが環境に良いのでしょうか?

 

私は、90台のハイブリット車の方が環境にも優しいと思います。

 

家づくりのご提案においても

自分たちの都合や目先の利益を優先するのではなく、みんなのいのちが生かせる

家づくりのご提案をこれからも大切にしていきます!

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

井上 智晴

1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!

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