HOME > スタッフブログ > EV法案にドイツ・イタリア反対

EV法案にドイツ・イタリア反対

こんばんは。

EUが進めているEV一択法案に

ドイツとイタリアが反対票を投じましたね。

 

これにより・・・2035年までにハイブリットを含めた

一切のガソリン車の販売を禁止しようとする法案が頓挫します!

 

つい先日の報道では、さもこのEV一択法は、可決されたみたいな感じに

なっていましたが・・・これは、マスコミが「大変だ!大変だ!」と大騒ぎし、

みんなを不安にさせて、部数やPV数を伸ばしたい新聞やニュースのいつものこと・・・

 

新聞やニュースで信じていいのは・・・日付だけですね。

 

EUヨーロッパ連合のヨーロッパ議会は、2月14日

2035年までにEU域内で

ガソリン車やディーゼル車の新車販売を事実上禁止する法案を

本会議で採択した!

二酸化炭素を排出するハイブリット車なども販売禁止となるため

こうした車を得意とする日本のメーカーは

電気自動車への転換の加速を迫られます!

このようなニュースが流れて・・・

日本の自動車産業・・・TOYOTAは、終わり!

みたいな空気になっていましたね。

 

実は、マスコミは

この法案が採択される過程や投票の内訳、

そして、この法案の正式決定が・・・

まだまだということを報道しませんでした!

 

ちなみにこの時に行われた投票ですが・・・

賛成票が342票に対して

反対票は249票、棄権21票でした!

 

つまり、ヨーロッパでは、すでに4割以上が

この極端なEVシフトは間違いであると認識しています。

 

EUが一枚岩ではないのは有名な話ですが・・・

この法案は、最初から真っ二つに割れていました!

 

この法案の正式決定の採択が

まだであるということや

この法案が覆る可能性がある可能性が

大きいことは伝えられていませんでした!

 

ドイツとイタリアは・・・

2035年までにEU域内で販売する新車を

すべてゼロエミッション車とする法案を巡り・・・

現行案のままでは支持しない意向を明らかにしました。

 

同様にポーランドとブルガリアも反対姿勢を示しています。

 

このゼロエミッション法案は、事実上・・・

ガソリン車やディーゼル車などの

内燃エンジン車に加え、ハイブリッド車や

ブラグインハイブリット車も販売出来なくなります。

 

これに対して、ドイツの運輸デジタル大臣は、

今回、合成燃料「eフューエル」で走行する新車登録が許可されない限り、

この法案を支持しないと表明しました。

 

一方、イタリアの代表も

ゼロエミッション車への移行期において、電気自動車だけを

唯一の手段とすべきではないと指摘し、

環境目標は雇用と生産への悪影響を避ける必要があると主張しました。

 

この法案は、先月の欧州議会で確かに可決されましたが・・・

EU理事会での採決はまだであり、

そこで改めて、ドイツやイタリアなどの国が

反対票を投じることになっています。

 

採決が行われるEU理事会での承認には・・・

EU人口の65%以上を代表する15カ国以上の同意が必要となります。

 

かなりの確率で・・・この法案は、否決されることになると思います。

 

アメリカと中国の経済戦争の影響もあり・・・

電気自動車からハイブリット車へ

流れが変わってくるのではないでしょうか?

 

つづく・・・

この記事を書いた人

井上 智晴

1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!

スタッフブログ紹介一覧へ

この記事に関連したブログ記事