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ひんぷん

こんにちは。

 

本日のクラブハウス♣️は

光の建築デザイナー

安藤友治さんがモデレーターでした。

 

 

 

沖縄では…

『ひんぷん』という目隠しと魔除けを兼ねた衝立のような壁があります。

 

沖縄で台風が発生すると…

はりまの地域の風速から想像も出来ない暴風が数日続きます。

 

その暴風を『ひんぷん』で受け止め

 

上昇気流が起こった風の流れに合わせて、暴風が逃げるように屋根の形状や勾配まで考えて家づくりしています。

先人達は、自然に耳を傾けて、その地域に合った家づくりをしていました。

 

 

茅葺き屋根ですら、沖縄の暴風でも問題がない造りになっていました。

 

 

戦後、アメリカに占領され、コンクリート造が当たり前になってしまいましたが…

 

暑い地域でのコンクリート造は、コンクリートが熱を蓄熱し、夜も蒸し暑い住環境に変わってしまいました。

 

 

湿気で鉄も劣化してしまいます。

 

 

安藤友治さんが20年以上前に手掛けた

伊江島の光の建築を木造で建てる時に

暴風ですぐに駄目になってしまうと多くの方に言われたようですが…

 

沖縄の先人達や自然から学び、

自然界のカタチの力で暴風をかわし、

木造建築ですが…今も健在です!

 

 

戦後、大量生産・大量消費が目的で大手ハウスメーカーが誕生し、先人の知恵や自然界から学んだ家は消えて…どこに行っても同じ家が『家を売るプロ』の常識で

 

利益優先や効率優先でどんどん建ち、消費者の私達もその常識を当然のように受け入れてきました。

 

 

その結果、日本の住宅は、30年も経てば、価値のない、愛されない家だらけとなり、日本中で空き家問題が深刻になっています。

 

 

一方、最近の住宅は、『家を造るプロ』工務店による耐震性や省エネ、温暖化防止のための高気密・高断熱の家づくり、防犯への意識など、新築時の性能を競った家が主流です。

 

高性能住宅は、素晴らしいことですが、性能だけでは、心豊かな時間を育む暮らしを実現することが出来ません!

 

 

私たちは、性能を競うのではなく、心豊かな時間といのちを育む住環境のために、性能は『前提条件』だと考えています。

 

ご縁をいただいたお客様の暮らしに寄り添い…自然に耳を傾け、『ソトナカ』が一体に感じて、コンパクトでありながら、広々感じて、毎日の何気ない暮らしが楽しめる設計をお届け出来るプロでありたい!と思い…

 

ご縁の皆様の家づくりに関わらさせていただいています。

 

数値で表れない調湿や

夏の遮熱、冬の蓄熱…

そして、上質な心豊かな暮らしのために音を遮音することも考え、

自然の恵みである光や風をどれくらい取り入れるか…

ソトナカ一体で設計を考えることで心豊かな時間が育まれます。

 

ゴールデンウィークは、ご家族皆さんで

家づくりを私たちと楽しく語り合いませんか?

 

ぜひ!お気軽に飯田モデルハウスへお越しください。

 

この記事を書いた人

井上 智晴

1棟1棟『想い』をカタチにしています。私たちと本物の家づくりを楽しみましょう!

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