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ナチュラル&スローライフな家

Q. まずは家づくりを考え始めたきっかけを教えてください

【ご主人】
結婚して社宅に住んでいたんですが、10年を目処に退居しなければならなかったんです。5年目くらいから家を持つことを検討しはじめました。

【奥様】
いずれ出なければいけないことは分かっていましたから、そろそろ動き始めようということになりました。社宅は築40年ほどの古い集合住宅で、湿気やカビもひどくて・・・。とはいえ、急いでいるわけではなく、まずは探し始めるだけでも、という感じで、ゆるりと動きはじめました。



Q. どんなことから始められましたか?

【ご主人】
どんな建物に住むかより、どちらかというと立地に興味がありました。それで、建売の家なんかも見に行きましたね。でも、どこも妻的にはNGだったんです。



Q. どんなところがNGだったのでしょうか?

【奥様】
当時、住宅に関する本をたくさん読んでいて、その中で特に印象に残っていたのが「ビニールクロスの家が火事になった際、どんなに有害物質が発生するか」という話だったんです。それで、ビニールクロスを使った家はまずダメだと。となると自然素材の家に絞られてきますよね。

【ご主人】
妻は納得いくまで調べるタイプなんです。

【奥様】
頭がおかしくなるくらい調べました(笑)



Q. 早い時期から自然素材の家に絞られていったのでしょうか?

【奥様】
当初考えていたのは、古民家を買ってリフォームすること。ビニールクロスなどの新建材が大量に取り入れられる前の、古き良き日本の家がほしかったんです。



Q. 古民家も見学されたのでしょうか?

【ご主人】
2軒ほど見に行きました。でも、僕たちが望んでいるような古民家って、もうほとんどないんですよ。築50年くらいで古民家っていうくくりになっていて。

【奥様】
私たちがイメージする古民家は、築100年くらいの家。もっともっと山奥に行けば見つかるのかも知れないけど、職場との距離もありますし、現実的には難しかったですね。



Q. アイスタイルとの出会いは、その後ですよね?

【奥様】
そうです。古民家リフォームと自然素材で新築する方向の2パターンで考えていました。いろいろ調べる中でアイスタイルさんを知り、電話を掛けてみたんです。



Q. ファーストコンタクトである電話では、どんな印象が残っていますか?

【奥様】
井上社長が対応してくれたんですが「なんだかものすごく熱い人だな」と(笑)。1時間ほど電話をした記憶があります。熱く語ってくださるけれど「絶対うちで建ててください」という感じではなくて、「大切なことを知ってほしい」という気持ちが伝わってきました。だから、まったく長く感じなかったですね。それで、とにかく行ってみることにました。電話の時点で「ここは他とは違うかも」という手ごたえというか印象は、すでにありました。

Q. 自然素材を謳う会社にもいくつか見に行かれていたんですか?

【ご主人】
はい、何社か行きました。が、失望することが多かったですね。

【奥様】
見えるところにしか自然素材が使われていなかったり、2階はすべて新建材だったり。パッと見には、木の家に見えるんですけどね。私たちが望んでいたのは、自然素材だけで建てる家。見えるところだけ自然素材、では意味がなかったんです。



Q. アイスタイルの家をはじめて見られた時は、どんな印象でしたか?

【奥様】
井上さんとの電話の後、完成見学会、そしてOBさんのお家も見せてもらいに行きました。入った瞬間に木の匂いがして、吹き抜けが広がって。これはいいなと思いました。ビニールクロスも合板も、どこにもまったく使われていない。いくつもお家を見せていただく中で、古民家への気持ちは薄れていきました。私たちがこだわっていたのは古民家ではなく、安心できる素材だけでつくられた家だと分かって。

【ご主人】
﨑山さんのご自宅も見せてもらいましたよ。間違いなくいい家だっていうのはよく分かりました。あとは、ローンや土地探しなど、現実的な問題をどうクリアしていくか。



Q. アイスタイルのセミナーには参加されましたか?

【ご主人】
設計コンセプトセミナーや、ローンや家計の勉強会に参加させてもらいました。いくらローンが借りられるかの話ではなく、今の家計を見直すところから、というのもありがたかったですね。おかげで保険の見直しもできました。月々の返済をギリギリまで上げてしまうと、人生を有意義に使えなくなってしまう。そんな話も共感できましたね。

【奥様】
その隣で私は、どんな家にしようかとばかり考えていました(笑)。

【ご主人】
妻はすでに夢の中でしたね(笑)。暮らしを楽しむ余力を残してローンを組む、その目処が立ち、本腰を入れて動きはじめることができました。



Q. 土地探しはどのように進められましたか?

【ご主人】
﨑山さんにお願いして「いいところがあれば声を掛けてください」、と。

【奥様】
とにかく出来る限り田舎がよくて、通勤できるギリギリの範囲まで広げました。子どもの通学路が田園風景だったらいいなと思っていたんです。紹介された土地周辺は、すべて実際に歩いて検討しました。赤ちゃんだった上の子を連れて、ベビーカーで路線バスに乗って。車では分からないことが見えてきて、楽しい経験でしたね。大変だったけど(笑)。



Q. 土地はスムーズに決まったんですね

【奥様】
神戸市内の社宅に住んでいたから、市内も検討範囲でしたが、田舎ぶりが足りない(笑)。土地は4つほど見学させてもらい、そのうちの一つがここです。1か月くらいで決まりました。

【ご主人】
目の前に田んぼが広がって、まさに理想通り。もしこの田んぼが住宅地になって隣家が建ったとしても、採光が変わらないように考えてもらえましたし、安心して決めることができました。家庭菜園できる広い庭がほしくて、60坪の広さがあったことも決め手ですね。



Q. アイスタイルに依頼を決める一番大きな要因はどんなことでしたか?

【奥様】
自然素材をわざわざ選ばなくてもいいところです。アイスタイルさんが厳選してくれた自然素材だけでつくられているから、余計なことに気を取られることなく、楽しいことだけ考えていられるところがよかったですね。

Q. 間取りやデザインの希望はどんなものがありましたか?

【ご主人】
まずは吹き抜け。フラットな和室も希望でした。

【奥様】
回遊動線で、家事がスムーズになる家に。階段下のスペースは「家族の宝物コーナー」にしようと思っていて、写真などが飾れるようにしてもらいました。

【ご主人】
リビングの中にある一枚板のカウンターデスクも要望でしたね。

【奥様】
そして、大きすぎない家。小さな家が理想だったんです。



Q. 敷地は60坪ですが、家はあえてコンパクトにされたんですね

【奥様】
大きい家は要らなかったですね。使わない部屋なら、ない方がいい。アイスタイルさんで建てた家をいくつも見せてもらう中で、コンパクトな家だから狭いとは限らないことがよくわかったんです。

【ご主人】
アイスタイルさんの家って、坪数と家の中を見た時の印象が違うんですよ。敷地面積や大きさ以上に広がりを感じさせる家って、できるんですね。

【奥様】
それこそが理想ですよね。思った通りの家になりました。



Q. 逆に、希望が叶わなかったことはありますか?

【奥様】
ガスコンロを希望していたんですが、それだと消防法の関係で、キッチンに壁を取りつけなければならなかったんです。アイスタイルさんに遠赤外線スーパーラジエントヒーターを提案してもらい、結果的にこれが大正解。火力も申し分ないですし、掃除もすごく楽なんです。壁もなくオープンなキッチンになりました。IHと見た目こそ似ていますが、中身はまったく違うもの。私も詳しく調べてみるまでは誤解していましたが、遠赤外線スーパーラジエントヒーターはおすすめですね。

Q. アイスタイルからの提案で印象に残ることはありますか?

【ご主人】
予算面でのフォローがすばらしかったですね。家を新築すると、カーテンやカーテンレール、照明など細々とお金がかかる。それを一覧にまとめてくれていたのは感動でした。家具などと違い、細かい部分だけど結構な金額がかかって、合計すると百数十万円乗っかってくるんですよ。だけど家づくりをしてる時って、なかなかそこまで目が届かない。こういうところが、アイスタイルさんのきめ細やかさだと思いますね。

【奥様】
洗面室と脱衣室が分かれていて、どちらにも壁面収納棚がほしかったんです。洗面室の方には歯ブラシなどを置きたいし、脱衣室側にはタオルなどを置きたい。そのどちらも叶えるために、壁をくりぬきにして、スペースを交互に取り合いにする提案をしてくれました。こんなやり方があるんだ!って斬新でしたね。おかげで使いやすいですよ。あと、トイレに木の腰壁を提案してもらったことも大正解でした!男の子がいるから、トイレの壁を塗り壁にしてしまうと汚れやすいそうなんです。住んでみて、まさにその通りでした。

Q. この家に住み始めてから、毎日の暮らしが変わりましたか?

【奥様】
家にいる時間が一番楽しいですね。庭にホットプレートを出して焼きそばを作って食べたり、そうした何気ないことがすごく楽しいんです。

【ご主人】
家に帰って飲むビールが一番おいしいですね。目の前の田んぼや畑の方から、風が家の中を通り抜けていく。職場まで遠くなりましたが、今の暮らしの方が心の余裕があります。



Q. 子どもたちの暮らしも大きく変わったのでは?

【奥様】
神戸に住んでいた頃、息子は虫を見たら怖がる子だったんです。今では毎日外に出ているせいか、虫も鳥も大好きになりました。以前は子どもを遊ばせる場所がなくて、仕方なしにショッピングセンターなどに出掛けていたんですよ。でもそれって、親子ともストレスが溜まることだったんだなと、今は思います。刺激が多すぎるというか、注意をそがれるものが周囲にありすぎて、子どもも落ち着かないし、こちらもついイライラして叱ってしまう。悪循環でした。

Q. ここまで価値観が変わった契機とは、何だったのでしょうか?

【奥様】
やはり、子どもが生まれたことです。上の子が赤ちゃんの頃、背中にひどい湿疹ができて、なかなか治らなかったんです。何度も病院に行って、ステロイドも使いましたが、一時的にしか治らない。何がダメなんだろうって、必死に考えました。そこからいろいろ調べるうちに、食べるものはもちろん、身に着けるもの、住む家、環境、すべてがつながっていると思うようになったんです。

【ご主人】
神戸に住んでいたころは、ここまで真剣に考えていませんでした。しょっちゅう外食していましたし。

【奥様】
よく飲みにも出掛けていました(笑)



Q. お兄ちゃんのアトピー、もう跡形もないですね!

【奥様】
この家に住むようになって、いつのまにか治っていました。妹の方は、生まれた時からこの家で過ごしているからか、まったくトラブルはないですよ。



Q. 今では兄妹とも、のびのびしておられますね

【奥様】
お兄ちゃんは毎日、外で遊んでいます。娘は家にいる時は、いつも裸で過ごしてるんですよ(笑)。床が気持ちいいからか、なかなか服を着てくれない(笑)

【ご主人】
その気持ちよさは大人も同じですね。床に直接座るのが心地よくて、ソファも捨てちゃいました。

【奥様】
部屋も広く使えるし、走り回ったり、寝転がったり、本当にのびのびしています。



Q. 広い庭で、たくさんの植物を育てておられますね!

【奥様】
庭は野原をイメージしています。あまり人工的に手を加えるのではなく、できるだけ自然に近いカタチにしたいと思っているんです。イチゴの苗も庭に植えていますが、放ったらかしですよ。水やりさえしていませんが、毎年春に実をつけるんです。自然の植物って、本当にたくましいんです!

【ご主人】
目の前が田んぼや畑で、庭だけでは足りず、その一部を借りて家庭菜園もしています。

【奥様】
自分たちで育てた野菜を、子どもと一緒に収穫して食べる。幸せですね。



Q. 真夏、真冬はどのようにお過ごしですか?

【奥様】
夏は家の中の方がずっと涼しいから、とにかく早く帰りたくなります。家から外に出て、暑さに驚くことも多いですね。アイスタイルさんの家は、エアコンに頼らなくても本当に涼しい。気分的なものじゃなく、体感で涼しいんです。

【ご主人】
冬もガスファンヒーターを1階に1台だけ。住みはじめて2年経ちますが、本当に、これだけで十分ですよ。



Q. これから家を建てる人に、アドバイスをお願いします!

【ご主人】
ビニールクロスなど新建材を否定することは、世の中のほとんどの家を否定するのと同じことになってしまう。だから、建ててしまった人には言いにくい部分がありますね。だけどこれから建てる人になら、漆喰や無垢の木でつくる家はすごく暮らしやすくて体にも優しいと自信を持って言えますね。

【奥様】
私たちの場合、子どものためにどんな環境がいいかを考えて、ここに辿りつきました。その結果、居心地がよく、暮らしに愛着が持てる家を叶えることができました。建てる時だけの金額ではなくて、この先暮らしていく何十年先まで視野を広げて、検討していくことが大事だと思います。メンテナンスにかかる費用にも目を向けて、長い時間軸で判断していく。そうやって考えていくと、アイスタイルさんの家はおすすめですね。