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光が降り注ぐ大きな吹抜けと囲い庭のある家

Q. 家づくりのきっかけを教えてください

【ご主人】
結婚当初から家を建てようという話はしていました。ふたりとも一戸建て育ちだから、遅かれ早かれ建てるんだろうなと。

【奥様】
結婚と同時に私の実家近くで賃貸ハイツを借りることにしました。自分たちの家を建てるまでだから、それほど長く住むことも考えてなくて、2LDKの新築ハイツに3年ほど住みました。



Q. まずはどんなことから家づくりをはじめましたか?

【奥様】
ちょうど産休・育休中だったこともあり、動くなら今かなあ、と。10月に娘が生まれてから、雑誌を買ったりネットをみたりして情報収集を始めました。

【ご主人】
何から始めていいのかまったく分からなかったから、総合展示場に行きました。量産メーカーのモデルハウスを見に行ったら、最初に入った会社で4時間も拘束されてしまって。

【奥様】
娘がまだ数ヶ月の赤ちゃんだったんですが、途中で泣いても気にもとめない感じでした。でも、ローンの組み方などを一から聞くことができ、それなりに意味はありました。

【ご主人】
年収と予算を聞かれ、あっという間にシミュレーションが完了。「これだけローンが組めますよ」と。



Q. 量産メーカーのモデルハウスを見学されて、いかがでしたか?

【奥様】
どれもちょっと現実離れしているし、高級感があるのは分かるけど、なんだか年配向けのデザインで、いまいち惹かれませんでした。



Q. 素材や設備の面ではいかがでしたか?

【奥様】
とあるハウスメーカーで、防蟻の薬で緑色に染まった柱を見せられました。こんな木で作られる家に住むのかと、ちょっと気持ち悪かったです。

【ご主人】
全館空調も勧められましたね。40坪の家なら、その機械を200万円でつけられます、なんて言われて。

【奥様】
全館空調とはいえ、家電ですよね。何十年も使えるものじゃない。それが200万円なんて。壊れたら入れ替えなければならないし。



Q. お知り合いのお家に、全館空調の見学にいかれたとか

【奥様】
叔母の友人が全館空調のある家に住んでいて、見せてもらいに行きました。その方は寒さが苦手な方だったんで快適だとおっしゃっていましたが、家の中に置いている食べ物が腐りやすくなったとも聞いたんです。エアコンのように部屋ごとの調整もできないし、ちょっと不便だなと思いました。私はエアコンが苦手で、ファンヒーターも喉を痛めてしまうから無理なんです。全館空調にしたら、ずっとその中で暮らしていかなければならない。その上、2階の一室を機械室に充てられるんです。スペース的な無駄も気になりました。



Q. 土地探しはどのように進められましたか?

【奥様】
勤め先で一緒だった方が工務店を紹介してくれたんですよ。いろいろ気にかけてくださって。その人のおかげで家づくりのステージにあげてもらえた感じです。具体的に動きはじめるきっかけを作ってくれました。

【ご主人】
エリアは妻の実家付近と決まっていましたし、面積は50坪くらいが希望。まずは実際の土地を見て、相場感をつかみたかったんです。4つほど見せてもらいました。その工務店さんは注文住宅も請け負っていて、モデルハウスがあるから見ていかないかと言われて。




Q. その工務店さんのモデルハウス、印象はいかがでしたか?

【奥様】
床が無垢の木だったんです。そのときに、あ、やっぱり木っていいなと思いました。20年前に家を建てた叔母からも「自然素材がいいらしいね」と聞いていました。叔母もそんな家がほしかったらしいですが、今ほど一般的ではなかったし、高くてできなかったらしいです。



Q. 最終的に、土地はどのように決まったのでしょうか

【奥様】
工務店さんに紹介された土地のことを母に話したら「え!そんなに高いの!」と言われて。そんな金額を出すくらいなら、と、実家の土地を譲ってもらえるか聞いてみてくれたんです。叔父も叔母も賛成してくれて、譲ってもらえることに。とても幸運でした。

【ご主人】
僕としては予算が一番大きな懸念事項だったんです。でも、妻の実家のおかげで大きく話が進みました。無理なローンを組んで、途中で家を手放すことになったら意味がないですし。



Q. 土地が決まれば、いよいよ依頼先探しが正念場ですね

【奥様】
家づくりの経験がある人に声をかけて、感想など生の声をできるだけ集めていました。
金額的に高いか安いかよりも、先のことを考えてベストなものを選びたい。家は金額が大きいから、特にその考えを徹底したかったですね。人づての情報とネットで調べたことを掛け合わせ、少しずつ学んでいきました。

Q. アイスタイルとの出会いのきっかけは何だったのでしょうか

【奥様】
「モイス壁 姫路」で検索して、出てきたのがアイスタイルさん。早速ホームページを見てみると、圧倒的な情報量に驚きました。いろんなことが載っていて、それを読むだけで勉強になる。ほかの工務店や量産メーカーのホームページは、建てる側が知りたいことが載ってない。アイスタイルさんのホームページは、素材からプランから家づくりへの思いまで、すべてが詰まっていました。



Q. 直接アイスタイルを訪問されたのは、それからすぐですか?

【奥様】
はい。すぐに行きました。当時はまだモデルハウスがなくてショールームだけでしたが、木の香りがして、直観的に「ここはいいな」と思いました。そこで井上さんに出会ったんです。

【ご主人】
すごく情熱的で「この人家づくりが本当に好きなんだなあ」って。この熱量って、どこから湧いてくるんだろうと不思議になるくらい。「僕自身は何も知らずに家づくりをして、とても損をしてしまいました。おふたりはたくさん勉強してください」と言われたのが印象的です。

【奥様】
いろんな会社、いろんな家を見ることを勧めてくれました。

Q. どんな風に家づくりの勉強を続けられましたか?

【奥様】
量産ハウスメーカーさんも、まだまだ回り続けましたよ。外壁はサイディングを採用している会社が多かったから、通りすがりの家々を散歩がてら見ていたんです。何年か経つと、サイディングの目地が汚れて残念なことになっていて。

【ご主人】
外壁のメンテナンスについて量産メーカーに訪ねたら「この素材にアップグレードしたら、メンテナンス費用がいらなくなりますよ」なんて言われたことも。

【奥様】
アップグレードしなければ、メンテナンスが必要になる訳ですよね?サイディングは地震に弱いから、モルタル吹き付けを勧める会社もありました。



Q. 土地を紹介してくれた工務店さんはどうなりましたか?

【奥様】
間取りを描いてもらいました。でも、出てきたプランは、私たちの要望が切り捨てられたものだったんです。塗り壁にしたいと伝えていたのに「予算を考えてクロスにしました」と。予算に限りがあるのは分かるけど、どこにお金をかけて、どこを削るかを決めるのは私たち。何も聞かずに勝手に排除するような会社とは、一緒に家づくりを進めていけないなと思いました。



Q. 間取りに関しては、どんな希望をもっておられましたか?

【奥様】
広いパントリーとたっぷりの収納、吹き抜けのある広いLDK、それにランドリールームが希望でした。そこの工務店さんが出してくれた間取りは、ランドリースペースもカットされていて、勝手口を出たところにちょっとした屋根をつけて「ここで洗濯してはどうですか?」と。共働きだから雨を気にせず毎日の洗濯をこなしていきたいのに、これでは何の意味もない。こういうところが全く伝わらなくて残念でした。私たちがどう暮らしたいのかをくみ取ってもらえない、というか。




Q. 機能面での希望はどのようなものがありましたか?

【ご主人】
土地が国道沿いにあるので、遮音性も気になっていました。アイスタイルさんに行った時、セルロースファイバーとグラスウールの断熱材を使って防音性の比較実験をしてくれました。鳴り響く防犯ブザーを、それぞれの箱に入れて。セルロースファイバーの箱はほとんど音漏れがないんですよ。この性能には驚いて、それから「絶対、セルロースファイバーの家にしたい!」と思うようになったんです。

Q. セルロースファイバーを使う工務店はありましたか?

【奥様】
別の工務店も訪ねて「断熱材をセルロースファイバーにできますか?」と聞いてみたんです。すると、「できないことはないけれど・・・」というような返答で。その会社はそれっきりになりました。

Q. 本当にいろんな会社を訪ねて、勉強を重ねられたんですね

【奥様】
初めてアイスタイルさんを訪ねた時に、実はピンときていたんです。きっとここだなって。でも、確信を得るには、もっと他の会社を多く見て納得する必要があったんです。

【ご主人】
ちょっと風呂敷を広げ過ぎて、ここから選ぶのが大変そうだなというところまできていましたが、アイスタイルさんのブログを毎日チェックするうちに、気持ちが固まっていきました。



Q. アイスタイルに依頼を決めた最大の要因は何だったのでしょうか?

【奥様】
やはり人ですね。井上さんに建ててほしくて決めたような感じです。譲ってもらったこの土地は「調整区域」といって、家を建てるために手続きが必要だったんです。他の工務店は「たぶん大丈夫ですよ」って言うだけだったけど、井上さんだけが何日も役所に足を運んで確認してくれました。「どこで建てるにしても必要なことだから」と。ここまで動いてくれる人は他にはいなかった。それが大きな決め手でしたね。もちろん、家もいい。使っている素材や間取り、デザインなど、すべてに理由があって厳選されている。井上さんに言われて、他の会社をいくつも訪ね歩く中で確信が持てました。



Q. アイスタイルの家を初めて見られたのは、どのタイミングでしたか?

【奥様】
まだ依頼を決める前でしたが、個別にOBさん宅を見学させていただきました。母も一緒に行ったんですが、OBさんが母と同じ年代だったこともあり、母の方がおうちを気に入っていましたね。雨の寒い日だったけど、家の中が快適だったのが印象深いです。

【ご主人】
生体エネルギーの実験で、グレープフルーツジュースの味が変わったことも衝撃的でした!

【奥様】
それまで「生体エネルギーって、なんだか宗教っぽいな」くらいに思っていたんですが(笑)。本当に味がまろやかになった。農業にも応用されている技術だそうで。

【ご主人】
これは言葉で説明されても分からない。体感する以外には理解できないと思います。



Q. 見学会はいかがでしたか?

【奥様】
アイスタイルさんの家は、見学の機会があればすべて参加しました。どの家も個性的で、どの家も快適で。気になっていた防音も問題なし。どの家もとても静かでした。



Q. 依頼が決まって、いよいよ設計ですね

【奥様】
井上さんと設計の先生で住んでいたハイツに来てもらったんですが、持ち物が多くてびっくりさせてしまいました。メイクやアクセサリーなどの小物も多いし、お菓子づくりが大好きだから、調理器具も多い。ハイツではとても収納しきれていなかったんです。扉をつけて隠す収納とオープンな収納と、バランスよく設計してもらいました。

Q. プラン中で印象に残ることを教えてください

【奥様】
バルコニーを要望したら「何のために必要ですか?」と井上さんに聞かれて。布団を干す時に必要かなと思ったけれど、そうしょっちゅう布団を干すわけでもないし・・・。バルコニーって結局雨ざらしになって、手入れも大変ですよね。ランドリースペースがあれば、洗濯物を外に干すこともない。住み始めて1年以上経ちますが「ああ、バルコニーがあったらなぁ」と思ったことは一度もありません。考え直して正解でした。井上さんの質問のおかげです。



Q. ランドリースペースも広いですね!

【奥様】
ランドリーの中にカウンターデスクを造作してもらったから、洗濯物を取り込んで仮置きしたり、畳んだり、アイロンをかける時に重宝しています。小さな洗面もつけてもらい、別洗いのものや靴などもここで洗えます。洗濯して、干して畳むまでがここだけで完了。脱衣室も兼ねているから、下着やパジャマもすぐ収納できるんです。

Q. 他にこだわっておられた要望はどんなものでしたか?

【奥様】
家の中の出入り口がほとんど引き戸なのは私の要望です。壁引き込みにしておけば場所も取らないですし、少しだけ扉を開けて風を取り入れる時にも使いやすい。2階の個室もすべて引き戸。玄関も引き戸にしてもらいました。それと和室ですね。畳コーナーではなく、独立した部屋として和室がほしかった。将来のことを考えると、やはり外せなかったですね。

Q. カウンターやデスクの一枚板もすてきですね!

【奥様】
井上さんと一緒に銘木店に行って選んできました。予算の都合でテレビボードは1枚板にできなかったけれど、トイレのカウンターも一枚板にできました。

【奥様】
週に2、3回は工事の現場に見に来ていました。棚の高さなども細かく相談に乗ってくれて。どんな高さがいいか、現場で決めさせてもらいました。



Q. 着工中の思い出を教えてください

【奥様】
キッチンや洗面、トイレなどにタイルを使っているのですが、選ぶのが楽しかったですね。娘の名前と同じ名前のタイルがあって、それは迷わず取り入れました!キッチンのコラベルタイルは全体をブルーっぽい色にして、その中に金と銀のタイルを各3枚混ぜているんです。私が金と銀が好きなので(笑)。どの位置に3枚を入れるか、現場で並べながら決めました。その頃はもう仕事復帰していたから、タイル職人さんに来てもらう日を土曜日に合わせてもらって。

Q. 家が完成した時の感想を聞かせてください

【ご主人】
井上さんが、引き渡し日をクリスマスにしてくれたんですよ。その方が記憶に残るから、って。そんな心遣いが嬉しかったですね。

【奥様】
なんだか自分の家じゃないように感じました。モデルハウスに住むような。

【ご主人】
井上さんのブログで「完成見学会をします」と、うちの写真が掲載されていて、なんだか誇らしい気持ちになりました。井上さんは太陽のような人。高気圧の人ですね。話やすいし、レスポンスが異常に早い。本当に頼れる存在でした。

Q. 実際に住んでみて、毎日の住み心地はいかがですか?

【奥様】
吹き抜けの上に大きな窓があって、光が降り注ぐんです。朝から日が沈むまで、照明をつけることがないですね。

【ご主人】
夏は特に快適。家の中の湿度が低くて、さらっとしてる。うだるような暑さの日も、家に入ったら快適なんです。エアコンも、ほとんど使うことはありませんでした。娘がまだ小さいので熱中症対策でつけていたくらいで。

【奥様】
冬は結露がまったくないところが快適でした。窓が汚れることがないです。

Q. この家の一番好きなところはどこですか?

【ご主人】
ソファーに座って天井を見あげている時が幸せですね。テレビの背面に間接照明をつけてもらって、夜になると、漆喰壁の陰影が浮かびあがるのも気に入っています。漆喰の塗り方は、全体は横引きで仕上げてもらったんですが、テレビ背面の一面だけはランダムな仕上げに。こうしたところも、職人さんの手仕事ならではですよね。

【奥様】
木の匂いがするこの家全体が好きです。友人が遊びに来た時は木の匂いがすると言われますし、先日実家に帰った時も、私たちが入ってきたとたん、木の匂いがすると言われるくらいなんですよ!



Q. これから、この家をどんな風にしていく計画ですか?

【ご主人】
せっかく庭も広くできたから、ウッドデッキや木のブランコも置こうと思っています。国道沿いだけど、囲い庭だからリラックスできますね。

【奥様】
去年の春は親戚を呼んで庭でBBQをしました。大人10人子ども5人の大人数。これからも人が集まる場所にしたいですね。



Q. これから家を建てる方にアドバイスをお願いします

【奥様】
家は建てて終わりではないから、先々まで考えることが一番大切だと思います。税金やメンテナンスも考えておかないと、教育費と重なったりして、思わぬ出費になってしまうこともありますし。

【ご主人】
家は自分たちだけで建てられるわけじゃないから、回りの人にも協力を仰いだり、話を聞きながら情報収集していくこと。それが一番大事だと思います。妻が積極的に情報収集してくれたおかげでこの家ができたから、感謝していますね。