VOICEお客様の声
暖炉のあるネイティブ・アメリカンテイストの家
Q. 家を建てようと思ったきっかけを教えてください
【奥様】
ある日突然、思ったんです(笑) 当時、神戸市内のマンションに住んでいて、小さかった息子と毎日公園で遊んでいました。虫の好きな息子は、自然の中で遊ぶのが一番好きみたいで。でもそこは「作られた自然」でしかないんですよ。私は田舎育ちだから、もっともっと虫もたくさんいる場所で育った。本物の自然の中で育てたいという気持ちが、突然に湧きあがってきたんです。幸い私の実家には、農地を含めて土地もある。そこに建てようと思って。
【ご主人】
急に「引っ越したい」と言われて、びっくりしましたよ。マンションは持ち家だし、これから先、引っ越すなんて想像もしていませんでしたから。持ち家は駅から近く、売りに出せばすぐに買い手がつくことが想定できましたし、ダブルローンにならないのなら、住み替えもいいかなと思いました。本当に、鶴の一声ですね(笑)。
Q. 急展開だったんですね!
【奥様】
私なりに、一週間も熟考して夫に相談したんですよ(笑)
【ご主人】
実家の土地にといっても、まずはご両親とお兄さんに話してみるのが先決じゃない?と妻に伝えて。
【奥様】
それもそうだなと、すぐに電話。そしたら「あ~、いいよ~」と。
【ご主人】
やっぱり急展開(笑)
Q. すでに土地がおありとは幸運ですね。すぐに家づくりが始まったのでしょうか
【奥様】
いえいえ、ここからが大変だったんです!農地から宅地への転用手続きにものすごく時間がかかってしまって。
【ご主人】
申請期間は年に一回、一か月間だけなんです。思い立ったのが、ちょうどその期間が終了した直後だった。
【奥様】
申請するために1年待って、審査に数年かかると聞かされて、がっかりしてしまいました。子どもが今、この年齢の時に自然の中で育てたいと思っていましたから。
Q. 田舎暮らしは数年延期ですか?
【奥様】
いいえ。夫が私の実家での同居に賛成してくれて、2年間、実家に住みました。
【ご主人】
その時間があったからこそアイスタイルさんに出会えたし、いい家づくりができました。納得のいく情報収集もできましたしね。
Q. 数年後の家づくりを見据えて、どんなことから始められましたか?
【奥様】
総合展示場に行って、量産メーカー10社以上とコンタクトを取りました。
【ご主人】
ちょっと話をするだけで、見積もりの値段がどんどんあがっていくんですよ。それでいて「今なら100万円値引きします」と言ってきたり。一体、原価っていくらなのか不信感がありましたね。「その振れ幅、何?」みたいな。
【奥様】
すでに土地はあると話したら、どこも身を乗り出してくるんですが・・・
【ご主人】
調整区域だと分かると、一切連絡が来なくなる(笑)
【奥様】
目先の売り上げにつながらないと分かると、見向きもされなくなりましたね。
Q. いくつかの会社には、プランの依頼まで進められたとか
【奥様】
自然素材の家を建てる会社に出会って、かなりお話が進みました。
【ご主人】
営業担当の人がとても誠実で、構造見学会などにも行きました。この人ならお願いしてもいいかなと思いはじめていたんですが、その会社の社長と会ったとき、なんとも言えない違和感があって。
【奥様】
なんていうか、目が怖かったよね?
【ご主人】
笑ってるのに目は笑ってないっていうか。なんか裏がありそうな雰囲気をふたりとも感じて。会社が遠かったこともあり、この先、子どもを連れて毎週打ち合わせに出向くほどの価値を感じられず、白紙に戻しました。
Q. アイスタイルを知ったのは、どのような経緯だったのでしょうか?
【奥様】
その会社や社長は好きになれなかったけど、営業担当者さんや家づくりそのものは気に入っていたんです。それで、同じような仕様で建てられる会社をネットで検索して、見つけたのがアイスタイルさんです。
【ご主人】
僕はセルロースファイバーの断熱がすごく気に入ったんですよ。それで「セルロースファイバー 姫路」で検索して、上がってきたのがアイスタイルさんでした。
Q. ホームページをみて、資料請求されたんですね
【ご主人】
ネットで資料請求を申し込んだら、30分くらいで電話がかかってきてびっくりしました。電話をくれたのが井上さん。僕はその電話口で「坪単価いくらですか?」って聞いたんです。そしたら「まずは家を見に来られませんか」と。
【奥様】
使っている素材やデザイン、OBさんの声をホームページで見て、よさそうだなと思いました。でも最終的には、やっぱり人。会ってみないと分からない。一度行ってみようということになりました。
Q. アイスタイルとの初めての対面はどんなシチュエーションでしたか?
【ご主人】
その電話から一か月後くらいに、OBさんの家の見学会があって参加しました。そこで井上さんに初めて会ったんです。
【奥様】
ピンときましたね。なぜか「もうこの人しかいない!」と。私たちは人と対面する時、その人の目を見て直感的に判断する部分があるんです。
【ご主人】
安心できる空気感、落ち着きがありました。井上さんにも調整区域の話をしたんですよ。そしたら「じっくりいきましょう!家づくりはタイミングも大事。3年待つ時間にも意味がありますよ」と。
【奥様】
その言葉は本当に大きかったですね。そんな風に言ってくれた人は他にはいなかった。
【ご主人】
がっかりしながら待つ時間が、ちょっと明るくなりましたね。
Q. それからの時間は、どんな風に変わりましたか?
【奥様】
せっかく時間があるんだから、とことん情報収集しよう!って気持ちを切り替えました。たくさん洋書を取り寄せて、イメージを膨らませていました。
【ご主人】
僕はネイティブアメリカンな雰囲気が好きで、ログハウスもいいなと思っていたんです。いろいろ調べていくと、雨もりの問題や、数年に一度、丸太のネジを調整しないといけないと分かって断念しました。それでも、やっぱり木の家がいいという気持ちは揺らぎませんでしたね。
【奥様】
輸入住宅も考えたけど、価格が合わなくて。背のびして家を建てても、その後の暮らしが苦しくなったら、なんのために建てたか分からなくなりますし。
【ご主人】
日本の気候にあった、住み心地のいい木の家にしようと気持ちが固まっていきました。
Q. いくつかの会社では間取りも描いてもらったんですよね
【奥様】
ある量産メーカーで、「最初のプランは無料だから、ぜひ描かせてください」と言ってきて。でも、次の修正からは15万円とか言ってくるんですよ。
【ご主人】
仮契約のようなハンコまで捺させて。逃げられないように囲い込むような。
【奥様】
ものすごく圧迫感がありました。
Q. アイスタイルに気持ちが傾いていったのは、いつからでしょうか?
【ご主人】
アイスタイルさんに出会ってからも、他の会社を回っていました。でも、心の中では半分以上、井上さんにお願いしたいと思っていたような気がします。
【奥様】
ポジティブで、目に力がある。こういう人と家づくりがしたいなって。私は初めて会った時から「絶対にこの人だ!」って思っていました(笑)
【ご主人】
見学会で、実際の家を見たことも決め手になりました。真夏なのに二階がすごく涼しかったんです。エアコンもないのに。今から思えば漆喰が湿度をコントロールしてるから、体感温度が快適なんですよね。でもその当時は不思議でした。
【奥様】
完成見学会は合計4棟ほど見せてもらいました。構造見学会は6回ほど。あとはOBさんのバスツアーですね。
Q. バスツアーで印象に残ることはありますか?
【ご主人】
実はパインの白っぽい無垢があまり好きじゃなかったんです。少しダークな色に塗装しようかと思っていたんですが、OBさんの家を見せてもらって、無垢の床が飴色に変わっているのを見せてもらったんです。「あ、塗らなくても待ってたらいいんだ」って(笑)。数年経った後の家を見せてもらえたのは良かったです。
Q. 最終的な決め手はどんなことですか?
【ご主人】
アイスタイルさんの家は安くないけれど、値切りや値引きなど変な駆け引きもないし、これがきちんとした価格なんだと理解できた。家に対する考え方や素材の選び方も、すべて真っ当というか、正しいことを言っているんですよね。
【奥様】
申請が下りる前でしたが、依頼を決めました。
Q. 間取りの希望はどのようなものがありましたか?
【奥様】
寝室を一階にすること。玄関や廊下がないこと。リビングを通って2階にあがる間取りにすること。
【ご主人】
暖炉を置くこと。家だけでなく庭と一体化した家づくりをすること。うん、すべて叶ってますね(笑)
【奥様】
私、対面キッチンはイヤだったんです。集中して家事をしたいから。コンパクトですべてに手が届くようなキッチンがいい。大きさよりも使いやすさ、回遊できるスムーズな動線にこだわりました。家って広けれれば良い訳じゃないんです。広さがある分、無駄な動きを強いられたら、結局は使い勝手がよくないですし。
【ご主人】
アイスタイルさんから最初に提案された間取りが気に入って、2回か3回直してもらいましたが、ほぼ最初の案がベースになっています。
Q. 希望をすべて叶えたお住まい、とっても明るいですね
【ご主人】
玄関ドアを、観音開きのガラスドアにしました。格子戸はイヤだったんです。ガラスなら開放感があるし、家の中から外の景色が広がっていくように見える。もちろん、光も風もたっぷり入ってきます。
【奥様】
実家の家は南側に客間があって、家族が過ごす部屋はどれも北側の暗い部屋ばかり。客間なんて、普段あまり使わないのに。だから新しい家は、南側の明るい場所を家族が集まれるリビングにしようと決めていました。窓の位置や高さまで考えてもらって、最高ですね。
Q. リビングの暖炉が、いい雰囲気を醸し出していますね
【ご主人】
暖炉のある家は念願で、どうしても叶えたかった。でも、それを賛成してくれたのは井上さんだけだったんですよ。
【奥様】
コンタクトを取ったすべての会社に暖炉のことを話しましたけど、どこもやんわり却下するんですよ。「うちの建てる家は高気密だから、暖炉なんて必要ないですよ」とか言って。
【ご主人】
最初はペレットストーブもいいかなと思っていたんです。でも、温風が出たり、ペレットそのものが高かったり。やはり暖炉にして正解でした。諦めなくてよかったです。炎が揺れているのを見ると、無条件に安らぐ。暖炉って最高ですよ。
【奥様】
暖炉一台で真冬でも暑いくらい。乾燥しないし、体の芯から暖まるんです。
Q. 家づくりの中で印象的なことを教えてください
【ご主人】
地鎮祭の時、妻が泣いてしまったことですね。
Q. え!うれし泣きですか?!
【奥様】
いいえ、悲しくて(笑)
【ご主人】
間取りがひもで区切られた更地を見て、「こんなに小さい家にしてしまった」って泣くんです。井上さんが「大丈夫ですよ」と安心させてくれて。完成して住み始めてからは十分な広さ。更地だとどうしても小さく見えてしまうんですね。
【奥様】
平面と立体ではぜんぜん違いました (笑)
Q. 着工中の現場には毎日来ておられたとか
【奥様】
実家の敷地内でしたから、もう毎日(笑)
【ご主人】
アイスタイルさんの職人さんは、みんなすごくいい人なんです。井上さんはもちろん、﨑山さんや棟梁さん、棟梁のお父さんまで顔見知り。セルロースファイバーの吹き付け工事を見に行ったら、職人さんから「やっと建てることになったんやね!」と声を掛けられました。見学会で何度か顔を合わせていたんですが、私たちのことを覚えていてくれたんですよ。
【奥様】
安心感があったし、着工中から楽しかったですね。
Q. お庭のクローバー畑がすてきです
【奥様】
最初は芝生にしていたんですが、病気に弱いし、冬は枯れてしまう。それでイワダレソウに植え替えたんです。花が咲いて可愛らしいけれど、今度はミツバチがたくさん来てしまって。次はクローバーに植え替えて、ようやく落ち着きました。こうして試行錯誤するのも楽しいですね。
Q. DIYも楽しんでおられますね
【奥様】
水槽台や庭のフェンス、テレビボードや食器棚もすべて主人が作ってくれたんです。
【ご主人】
使い込んだ風合いにするために、庭で新しい木を投げつけて、わざと角を欠けさせたりして加工しました。庭があるからできる作業も多いですね。自分たちで手をかけていくことで、暮らしが豊かになりました。アイスタイルの大工さんに「どうしたらきれいに仕上がりますか?」なんて相談することもありますよ。建ててからも話ができるって、ありがたいですよね。人と人のつながりがある。井上さんに対しても「この人とは一生の付き合いなんだろうな」っていう気持ちです。
Q. 健康面で変化はありますか?
【奥様】
長男が風邪をひかなくなりました。小さい頃から病弱で、流行する病気はすべてもらってくる子だったのに、今はインフルエンザの予防接種に行くくらい。下の子は生まれた時からこの家で育っているからか、病気らしい病気はしていません。私自身も体調に変化がありました。もう何年も悩まされ続けてきた脂漏性湿疹が、この家に住んでからピタっとよくなったんです。小鼻のあたりが乾燥して、ずっと塗り薬をつけていました。お医者さんをいくつも訪ね歩いたけれど、一生付き合っていくしかないと言われて。塗り薬にはステロイドも入っているし、あのまま塗り続けていたらと考えると、ちょっと怖いです。
Q. 家を建ててよかった!と実感するのはどんな時ですか?
【奥様】
ポーチに座って、夕陽を見ている時が幸せですね。煮込み料理を暖炉にかけておいて、日が暮れていく空の変化に見入ることなんて、今までの暮らしではあり得なかった。一日の変化も四季の変化も、本当に趣があるんですよ。
【ご主人】
家が快適なのはもちろん、暮らしの質が変わりましたね。庭で薪割りをしていると、通りがかりの人から声をかけられるんです。BBQ談義に花を咲かせたりするうち、近所のアウトドア好きの方と仲良くなったり。最近、ご近所さんに教えてもらった段ボール燻製にハマっていて、チーズやちくわの燻製を自宅で作り、ワインと一緒に楽しんでいます。うまいですよ!
【奥様】
「うちの庭木を剪定したから、薪に使ってほしい」と声を掛けてくださる方もいて。
【ご主人】
そうやって人間関係が広がっていく。この家を建てたことで、生き方そのものが変わったかもしれません。
Q. これから家づくりをされる方にアドバイスをお願いします
【ご主人】
我が家の場合、考える時間がたくさん取れたことが一番よかった。焦るより、情報収集に時間をかけることが大事ですね。
【奥様】
家は大きな買い物だけど、なんとなく建てる人の方が多いと思うんです。それはもったいないことだし、怖いことだと思いますね。
【ご主人】
そして、一生付き合える人と家づくりをすること。
【奥様】
それが一番大事かもしれません。