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子育てを終えたご夫婦がほど良く暮らせる家

Q. 家づくりのきっかけをお聞かせください

【奥様】
もともとマンション住まいでした。間取りは5DKで、広さは90平方メートルほど。
3人の子どもたちを育てるのに十分な広さがありました。
38年ほど暮らしましたが、エレベーターがなかったんです。
私たちの住まいは4階で、これは将来が心配だなぁと。それで住み替えを考えはじめました。

【ご主人】
子どもたちは皆、独立しており、夫婦ふたりのための家探しです。
今までよりも狭くなるのは抵抗があって、5DK以上のマンションを探しはじめました。
しかし、その部屋数や面積の物件はほとんどないんですよ。
すでに嫁いでいた娘が一戸建てに住んでいるので、その近くに家を建てようということになりました。ほしい間取りがないのなら、注文で建てるしかないかと思いはじめて。

【奥様】
うちは荷物が多い方なんです。少し減らそうとは思っていましたが、やっぱり思い出も愛着もあるし、手放してしまうのは寂しい。
それを考えると、今までと同じくらいのスペースは必要だと思いました。



Q. 家づくりは、どんなことから始められましたか?

【ご主人】
まずは住宅展示場に行って、モデルハウスを見学しに行きました。
ところが、価格を聞いてびっくり。それはちょっと予算的に合わないなと。

【奥様】
それで、地場の工務店さんにも問い合わせてみたんです。
こちらは価格的にはぐっと抑えられていて、話を進めはじめました。



Q. 他社でのお話はかなり進んでいたのですか?

【ご主人】
その工務店さんが紹介してくれた土地を気に入って、もうここで建てようかというところまで進んでいました。
間取りも描いてもらっていたし、見積もりももらっていましたし。
家を建てようと動き始めて半年が過ぎ、早く決めてしまいたい気持ちもありました。あれこれ動き回るのが大変で。




Q. その頃にアイスタイルに出会われたんですね

【ご主人】
ある日、娘から「お家を建てる前に読んだ方がいいよ」と、一冊の本を渡されたんです。
それが「ハウスメーカーと官僚がダメにした日本の住宅」という本でした。

【奥様】
娘が家づくりの勉強をしていた時に出会った本で、読んでみると、とても興味深い内容で。
ネットを調べて、連絡したのがアイスタイルさんでした。

【ご主人】
この本を読んでいなかったら、こんな家づくりはできていなかったと思いますね。



Q. アイスタイルの、どんなところに最も関心を持たれましたか?

【ご主人】
私は母をヒートショックで亡くしているんです。
寒い一戸建てのトイレで亡くなりました。だから何より、断熱にこだわりたかった。
アイスタイルさんの家は断熱がしっかりしていて、そこに興味を持ちました。
いくら足元をバリアフリーにしても、温度差が大きすぎたら暮らしやすい家にはなりませんから。

【奥様】
もともとシックハウスに関心があって、よい素材や建材を選びたいなと思っていました。
しかし、地場の工務店の営業さんにそのことを確認してみると、聞き流されるというか、あまり触れてほしくなさそうにしていて。
そこから、ちょっと考えなおした方がいいかなと思い始めました。



Q. アイスタイルとの初めての対面は、どんなシチュエーションだったのでしょう?

【ご主人】
﨑山さんが自邸を公開するということで、見学会に来ませんかとご連絡をいただきました。
実際に住んでいるお宅にいくわけで、多少の心理的ハードルはありましたね。

【奥様】
モデルハウスに行くのとは、比較にならないくらい敷居は高かったです(笑)。
でも、思い切って出掛けてみることにしました。
他社とコンタクトを取る中で、住みたい間取りも固まりつつあったから、希望の間取りを手描きして﨑山さんのおうちに持っていったんです。



Q. アイスタイルの家の印象はいかがでしたか?

【奥様】
まずびっくりしたのは床の暖かさ。
お正月明けの寒い時期に訪問したんですが、スリッパなしで上がらせてもらって、靴下から暖かさが伝わってくるようだった。暖房は小さなストーブ一台きりで、それだけで家全体が暖かい。
本当の意味で、心が動かされた初めての家でした。

【ご主人】
いい家なのは本当によく分かりました。
ただ、予算的な懸念はありました。どんなに気に入っても、現実に叶えられなければ仕方ない。予算の上限を伝えて、叶えられるのかどうかを、まず確認してもらうことにしました。

Q. 最初に予算を確定させてから、確実に進めていかれたんですね

【ご主人】
はい。何度か会った後、﨑山さんが社長と相談してくれて、予算的に叶えられそうだと分かったんです。
妻は非常に喜んでいましたね。
私はその時点では、まだピンと来ていませんでしたが(笑)



Q. 土地探しはどのように進められましたか?

【奥様】
別の工務店で紹介してもらった土地がとても気に入っていて、契約したかったのですが、その会社で建てないのに土地だけを契約するのは筋が通っていないと思って・・・。
アイスタイルさんと一緒に、再度、土地探しからスタートすることになりました。

【ご主人】
娘の家の近くが希望のエリアで、南向きで、ある程度の広さを条件にしていました。
庭に車2台は停められるようにしておきたかったですしね。

Q. それだけの条件があると、土地探しは大変だったのではないでしょうか

【奥様】
そうなんです。それで最終的に、南向きという条件を外しました。
ここの土地は南と東に隣家が建っていて、その方向からの採光は望めない。それでもこの土地に決めたのは、﨑山さんの家を見せてもらったからなんです。
﨑山さんの家も北向きですが、そうは思えないほど明るかった。
これだけの設計ができる会社なら、南向きであるという条件は外してもいいか、と。
それでようやく土地が決まりました。

Q. いよいよ家づくりがスタートですね!

【ご主人】
暮らしインタビューで、﨑山さんと設計の方が住んでいたマンションに来てくれました。
家の中を見て「荷物多いですね!これ、全部、持っていきますか?」と聞かれて(笑)

【奥様】
「半分は無理でも、なんとか1/3くらいは処分します」とお答えしたんです(笑)



Q. 老後を見据えたお住まいが希望だったと伺いました

【ご主人】
私たちも、もう60代。とにかく老後に住みやすい家にしたかった。玄関アプローチは将来、スロープに変更できるようにしてもらって、ドアはすべて引き戸。
一般的な住宅の柱間は910ミリ幅ですが、車いすでも生活しやすいよう、この家の有効幅は部分的にメーターモジュールにしてもらいました。

【奥様】
以前、主人が足をケガしてしまい、ちょっとした段差がどれほど不便になるか実感しました。
私の父も車いすだったので、その時の記憶もありますしね。水回り周辺は車いすが旋回できるスペースを設けてもらって、寝室も、どの方向からでも車いすで進めるつくりなんですよ。

Q. 間取りで悩まれたことはありましたか?

【ご主人】
2階の間取りが一番悩みましたね。
当初、2階中央に廊下を設けて、その両サイドに和室や個室、書斎がある間取りをイメージしていたんです。
しかし、﨑山さんと一緒に「本当に必要かどうか、有効に使われるかどうか」を突き詰めて考えた結果、和室も個室も当初よりぐっとコンパクトになって、書斎はホールと一体化させることになりました。
﨑山さんは自分の家を建てるような真剣さで考えてくれるから、ジャッジはシビアでしたよ(笑)。
住んでみて、やっぱりこれでよかったと思えるのは、さすがですね。

【奥様】
吹き抜けと一体化した2階ホールは開放感があっていいですね。
廊下や壁や扉がなくて、とても明るいんです。読書をするのに最適な場所になりました。

Q. アイスタイルの見学会には参加されたのでしょうか?

【奥様】
設計段階に入ってから、完成見学会はほぼすべて参加しました。
実際のおうちを見せてもらいながら、吹き抜けの見せ梁の数を調整してもらうなど、いろいろ参考にさせてもらいました。
家づくりの進捗にあわせて﨑山さんが見るべきポイントを教えてくれるので、設計もスムーズに進みましたね。

Q. 奥様のこだわりはキッチンだったとか

【奥様】
ずっと独立型のキッチンだったから、この家でも独立型に。
キッチンメーカーのショールームに行って、何度も確認しながら進めていきました。
間取りを見せてもらっても、はっきりとイメージするのは難しい。
実際にキッチンの前に立ってみて、ようやく具体的にイメージできる。これを繰り返すのは大変な作業でした。
だけど、キッチンだけは絶対に失敗したくなかったんです。毎日つかう場所ですし。

Q. 完成したキッチンはいかがですか?

【奥様】
がんばった甲斐がありました(笑)。デザイン面も気に入っています。
冷蔵庫の横が壁だと埃や熱がたまりやすいから、壁に通気用の窓をつけてほしいとお願いしたんです。そしたら、木の格子で目隠しをつくってくれて。
リビングから見えると素敵なんですよ。お友達からも好評です。

Q. キッチンの壁も漆喰塗りなんですね

【奥様】
漆喰って汚れを吸収してきれいにしてくれるんですよ。
拭き掃除の手間がかからないから、すごく楽なんです。手入れなしで、今も真っ白。使いやすくて、手間いらずで、ずっときれいなのは嬉しいですね。

Q. アイスタイルからの提案で、印象に残っていることはありますか?

【奥様】
南側にバルコニーをつくりたいと希望していました。
でも、南側はお隣さんが目の前。結局はあまり使わないんじゃないかということで、西側につくってもらいました。
長い間、マンション暮らしだったから、バルコニーがないのはどうにも違和感がある。
洗濯も室内干しできますし、あまり使わないのはわかっていましたが、お願いしてつけてもらいました。
南側だったら、やっぱりほとんど使わなかったでしょうね。こうした提案は、ありがたかったですね。

【ご主人】
寝室とLDKを区切る引き戸に強化ガラスをいれてくれました。
孫がまだ小さかったから、万が一、ぶつかったときのために。細かなことですが、こうしたところまで本当によく考えてくれました。

Q. こだわっておられた断熱性能はいかがですか?

【奥様】
一戸建ては寒いイメージしかありませんでした。ずっとマンション暮らしだったから、本当に心配していたんです。そのイメージは、この家に住んで覆りましたよ。

【ご主人】
僕の実家の一戸建てが、ものすごく寒い家だったんですよ。底冷えがひどくてね。今は本当に快適になりました。
リビングの頭上は吹き抜けで、2階の書斎には壁も扉もないけれど、まったく問題なし。
冷暖房をつけることも少なくなりました。
入居1年目は、エアコンの取り付けさえしていなかったくらいです。

【奥様】
結露もなくなりましたね。マンション時代は雑巾が何枚も必要なくらい結露がひどかった。
毎日本当に重労働だったんです。今は完全に解放されました。この家に来てから結露は見たことがありません。

【ご主人】
セルロースファイバーの断熱は、温度の快適さだけでなく遮音性も叶えてくれる。
家でピアノを弾いていても外に音は洩れないし、外の音もほとんど聞こえない。これは想像以上の性能でした。

Q. 住んでみて意外だったこと、驚いたことはありますか?

【奥様】
南向きの土地じゃないということで、陽当たりに関しては、実は少し心配だったんです。
でも、住んでみたらとても明るくてびっくり。2年目からは、吹き抜け上部の窓にシェードを取り付けて、明るさの調整ができるようになって夏がより快適になりました。
南東に隣家がある土地でここまで光が入ってくるなんて、想像もしていなかったですね。



Q. 健康面での変化はありますか?

【奥様】
この家に住み始めてから、主人のいびきがなくなりました(笑)

【ご主人】
自分では全然わからないんですが、ぐっすり眠れてるのかもしれませんね。
寝室の天井は杉板貼りで、香りもいいし、落ち着くんです。

Q. お友達やお子さん、お孫さんたちはどんな風におっしゃっていますか?

【奥様】
玄関を入ると、木の香りがすると言ってくれますね。

【ご主人】
先日、2週間ほど留守にしていました。帰ってきたら木の香りがして、改めて感動しましたね。毎日住んでいると、分からなくなりますけどね。



Q. これから家づくりをされる方に、アドバイスをお願いします

【ご主人】
断熱性は、住みやすさを決める一番重要な要素だと思います。
壁を少なくした開放的な間取りも、吹き抜けから光を取り込むプランも、断熱性がよくなければ叶えられない。
毎日のことですから、家の性能にはこだわるといいと思います。
あとは、人。﨑山さんは、ユーザーの立場で助言してくれる。営業はどうしてもユーザーの言うことを聞き入れてしまいがちですが、それがない。頼もしかったですね。

【奥様】
まだまだ若い営業さんですから、これからが楽しみ。本当にお世話になりました。